トヨタ、2大会ぶり初戦突破 「泥臭く点を取る」小畑が好リード&決勝適時二塁打

[ 2019年10月29日 13:37 ]

第45回社会人野球日本選手権   トヨタ自動車1―0マツゲン箕島硬式野球部 ( 2019年10月29日    京セラドーム )

<社会人野球日本選手権 トヨタ自動車・マツゲン箕島> 2回2死一塁、先制の適時二塁打を放つトヨタ自動車・小畑 (撮影・平嶋 理子)
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 攻守で2大会ぶりの初戦突破に貢献した。トヨタ自動車の2年目捕手・小畑尋規捕手(23)が、栗林良吏投手(23)を好リードし完封。打っては2回2死一塁から決勝点となる中前二塁打を放った。

 「栗林がミーティング通りに投げてくれました。後半も球威が落ちなかった。1点差でしたし守る方に重点を置いて、油断することなくゼロで終えることができました」

 初回1死一、二塁のピンチを連続三振で乗り切ると、2回以降はカットボール、カーブを有効に織り交ぜ相手打線に的を絞らせなかった。7回1死一塁、代打・小窪の打席では三振ゲッツー。「二塁送球タイム」が最速1・83秒という守備力を遺憾なく発揮した。

 昨年の入社直後は社会人野球のレベルの高さに苦しんだ。そんな時、手に取ったのが阪神・矢野監督の著書。捕手としての能力を高めるべく、何度も何度も読み返した。「投手、野手への声かけや目配り、気配り。ミスをしても良い意味で開き直って、プレーできるようになりました」。グラウンド以外でも地道な努力を重ね、徐々に首脳陣の信頼を勝ち取っていった。藤原航平監督は言う。

 「相手打者を見ながらピッチャーの良いところを引き出せる。都市対抗は準優勝でしたが、若い選手は悔しい思いをした子が多い。小畑もその1人ですが、そこで出た課題にしっかりと取り組んできたと思います」

 2回に叩き出した決勝点もバットの先に当たり、決して会心の打球ではなかった。「泥臭く点を取るのが、トヨタの野球だと思います」。目指すは2大会ぶり6度目となる優勝。名門のプライドを胸に刻み、本塁を死守する。

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