ロッテドラフト2位 東洋大・佐藤都が“指名御礼”の今季1号

[ 2019年10月18日 12:48 ]

東都大学野球・第6週第3日   東洋大7―2国学院大 ( 2019年10月18日    神宮 )

<国学院大・東洋大>8回2死一塁、右越え2ラン本塁打を放ちベンチに戻った東洋大・佐藤都(右)はサイレントトリートメントでベンチのナインは静か(撮影・郡司 修)
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 前日のドラフトでロッテからドラフト2位指名された佐藤都志也捕手(4年、聖光学院)に待望の今季1号だ。3点差とした8回2死一塁から右翼席へ大学通算8号を放り込んだ。「小峰(聡志=4年)がタイムリー打った後だし、あそこは狙ってもいいかな、と打ちました」。普段はチーム打撃に徹する主将が豪快にフルスイングした。

 スタンドで見守っていたロッテの永野吉成チーフスカウト、福沢洋一スカウトもホオを緩めた。「ホームランも打てますと(井口監督らに)いい報告が出来ます」と永野チーフ。捕手出身の福沢スカウトは「強肩とか能力は持っている。ただプロは(リードなど)経験値を上げないと…。一番の武器である打撃を生かして外野や一塁も守れる選手に育ってくれれば…」と期待していた。

 チームは国学院大に快勝し、勝ち点2で1部最下位の目はなくなった。「大学4年間は決して順風満帆ではなかった。昨秋はプロ4人(甲斐野=ソフトバンク、上茶谷=DeNA、梅津=中日、中川=オリックス)の先輩がいても自分の力不足で勝てなかったし…」。今春の完全Vから一転序盤は苦しんだが、来年ドラフトの目玉・村上頌樹投手(3年、智弁学園)らに1部のタスキはつなげられる。「あとは個人の記録になるんですが、100安打できれば…」。リーグ通算100安打まで残り6本で、残すは来週の中大戦のみ。「今の調子を維持したい」。アマ最後の公式戦で有終の美を飾る。

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