マー君 29日最終戦でメジャー公式戦初のリリーフ登板も

[ 2019年9月28日 12:24 ]

田中への期待を語るアーロン・ブーン監督(撮影・杉浦 大介通信員)
Photo By スポニチ

 ヤンキース・田中が27日(日本時間28日)、レギュラーシーズン最終戦の29日(同30日)のレンジャーズ戦先発に向け、敵地のブルペンで投球練習を行った。ノーワインドアップ、セットポジションの両方で合計27球。ラリー・ロスチャイルド投手コーチを打席に立たせ、入念に感触を確かめた。

 29日(同30日)の登板は、メジャー移籍以降、公式戦では初となるリリーフ登板になる可能性がある。この日の試合前、アーロン・ブーン監督が「リリーフかもしれないし、先発かもしれない」と述べた。

 「プレーオフでは先発した投手がその3日後にはブルペンのオプションになる場合がある。そんなシナリオのために先を見越しておきたい。プレーオフではどんな可能性もあるということを選手たち理解して、準備してくれている」

 レンジャーズ3連戦で先発するパクストン、セベリーノ、田中の3人が、プレーオフ最初の3戦でも先発することが有力視されている。ただ、ブーン監督は「あらゆる形を考慮する」と述べ、田中の登板日にオープナーを起用する可能性も完全に否定はしていない。また、短期決戦のプレーオフではエース級でも救援登板が常に考えられるだけに、様々な状況を想定しておこうという意図だろう。

 ブーン監督は「(レンジャーズ戦は)3、4、5イニング。それ以上多く投げることはないだろう」と明言しており、先発、リリーフのいずれにしても、田中の今季最終登板は短いイニングになりそう。公式戦では楽天時代の2013年、日本シリーズ第7戦以来となるリリーフ登板は実現するかどうか注目が集まる。(アーリントン・杉浦 大介通信員)

続きを表示

2019年9月28日のニュース