“阿部キラー”も「寂しい」 中日・小林広報、現役時代は被打率・148、本塁打も打たれず

[ 2019年9月24日 14:02 ]

“阿部キラー”として活躍した中日・小林広報24日中日ナゴヤ球場小林正
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 巨人・阿部の引退に“阿部キラー”も寂しさをにじませた。

 中日の元左腕・小林正人広報(39)が24日、阿部の引退の報せに「寂しいですね」と惜しんだ。

 現役時代、左のワンポイントとして活躍した小林広報は、自ずと左の強打者との対戦が多かった。

 中でも阿部との対戦成績は通算27打数4安打、被打率・148とキラーぶりを発揮。405本塁打のスラッガーの阿部はNPBで最も多くの投手から本塁打を放っているが、小林広報は一度もスタンドインされたことはない。「僕の存在価値は、ああいう大打者がいてくれたから」と改めて敬意を示した。

 小林広報が特に印象に残っているのが2011年9月6日からの巨人との3連戦。3試合ともすべて阿部との1人勝負とまさに“左殺し”としてマウンドに上がり「1試合目がレフトフライ、2試合目が三振、3試合目が内野ゴロと全部抑えました」と3打数無安打に封じ込んだという。

 阿部キラーは「良い思い出ですね」と懐かしみつつ、現役を退くライバルに賛辞を贈った。

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2019年9月24日のニュース