ヤクルト監督人事“白紙”…CS完全消滅、小川監督「残念ということだけです」

[ 2019年9月8日 05:00 ]

セ・リーグ   ヤクルト6-10巨人 ( 2019年9月7日    神宮 )

交代を告げる小川監督(左)(撮影・西海健太郎)
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 野手全員を使い切る執念も及ばなかった。ヤクルトは巨人に敗れて今季の同カードの負け越しが決まるとともにCS進出の可能性が完全に消滅した。

 小川監督は「残念ということだけです」と力なく話した。先発のブキャナンが初回無死二塁から低めのカットボールを右翼線にはじき返され、適時二塁打で早々に先制点を奪われた。その後も6番手の高梨を除いて5投手が失点を記録し合計10失点。打線は6点を奪ったが、一度も勝ち越すことはできなかった。防御率は12球団ワーストの4・68。今季の戦いを象徴するような敗戦だった。

 小川監督は今季が2年契約の最終年。来季の監督人事について衣笠剛オーナー代行兼球団社長は「(決定は)9月中旬くらいかな。もう少し時間が欲しい」と現時点では白紙である状況を明かした。5月14日の広島戦からリーグワーストの16連敗を喫するなど、苦しんだ今季。巻き返しへ、熟慮する。(黒野 有仁)

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2019年9月8日のニュース