ソフトB4発快勝 デスパ150号でトドメ「ホームで達成できてうれしい」

[ 2019年9月5日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5―1楽天 ( 2019年9月4日    ヤフオクD )

通算150号本塁打を放ったデスパイネ(撮影・中村達也)
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 ソフトバンクの勝利を決定づけたのは、デスパイネのメモリアル弾だ。4―1の8回1死、1ストライクから安楽の146キロの高め直球を右中間席へ。この試合2本目の32号ソロは来日6年目で通算150号となり「ホームでファンの皆さんの前で達成できてうれしい」とニッコリ笑った。

 初回にも中村晃の3号2ランで先制後に則本昂から右翼へ一発。これが8月13日の楽天戦以来、22日ぶりのアーチだった。状態は万全ではない。8月18日に背中痛で出場選手登録を抹消。治療に専念し、29日にフリー打撃を再開したばかりだったが、1日の西武との首位攻防戦で緊急復帰した。それ以降、チームは3連勝と4番の存在感を発揮。離脱の間、1軍の試合は欠かさずチェックしていたという主砲は「2週間、迷惑を掛けた分は取り返せたかな」と表情を緩めた。

 チームは前夜の2発に続き、この日も4本塁打で全得点を挙げた。工藤監督は「ホームランが欲しい時に出た。デスパイネは打撃の中心でやってほしい選手だし、いるといないのでは違ってくる」とうなった。2位・西武も勝利したため、優勝マジック点灯は2日連続でお預けとなったが、残り19試合突き進むだけ。「みんなで優勝を手にするために、全力で戦っていきたい」とデスパイネ。強力助っ人が2年ぶりのリーグ制覇へ再加速させる。 (後藤 実穂)

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2019年9月5日のニュース