阪神・福留、激走三塁打でVホーム「やれることをしっかりやっていくだけ」

[ 2019年9月2日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2―0巨人 ( 2019年9月1日    甲子園 )

4回無死、福留は右越え三塁打を放つ(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 鍛え上げてきた両足をフル回転させた。42歳になっても、ここぞの場面でスイッチを入れれば、まだまだスピードは健在。4回先頭の第2打席、福留の右翼フェンス直撃の三塁打が貴重な先制点を呼び込んだ。

 今季初、そしてリーグ最年長選手になって初めての三塁打。報道陣から「よく三塁まで…」と切り出されると「走るわ!」と一蹴した。敵軍の内野陣が前進守備を敷かなかったため、続くマルテの遊ゴロで生還。勝利打点はM砲でも、間違いなく福留の激走がもたらした1点だった。

 「勝ったからいいんじゃないですか。自分たちのやれることをしっかりやっていくだけでしょう」

 今でも走り込む量はチーム屈指だ。野手陣が室内で練習した試合前も、全体練習が始まる前に黙々と狭い室内を何往復もした。練習量や取り組む姿勢で「コイツには勝てないな」と思うのは鳥谷だけだと話す。公私でかわいがり、敬意も抱いている4歳下の後輩が今季限りでチームを去ることを明言した中、健在ぶりを見せつけ続けている。

 走塁練習でも常に実戦を想定する。例えばフリー打撃中に二塁走者をしている時には、自分が走る番ではなくても一球一球、落下点をイメージする。「今のはフェンス直撃だなとか、ツーバウンドだなとかね」。単純な足の速さには衰えはあっても、それを補う走塁技術を持つ。

 結果的に2点止まりだっただけに大きかった先制点。矢野監督は「たくさん点を取ってということはなかなかできないですけど。場面、場面でみんながやることをやって、まあ何とか2点取れたんでね」と安どの表情を浮かべた。残り20試合で3位・広島とは2ゲーム差。ここまで来ればどんな形でも勝てばいい。百戦錬磨の42歳がそれを一番分かっている。(山添 晴治)

○…福留(神)が4回、今季初の右越え三塁打。昨季8月8日の巨人戦以来で、42歳4カ月は阪神では金本知憲の12年44歳3カ月と、11年43歳5カ月に続く年長記録。プロ野球最年長は50年浜崎真二(阪急)の48歳4カ月。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年9月2日のニュース