阪神・高橋遥7回2失点力投 3勝目逃すも「試合作れた」

[ 2019年8月17日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神1―2巨人 ( 2019年8月16日    東京D )

6回裏終了後、梅野(右)にねぎらわれる高橋遥(撮影・坂田 高浩)
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 阪神は16日、首位・巨人戦に1―2と惜敗し、3位・DeNAに4・5差となった。再三の好機を生かせなかった打線とは対照的に、先発した2年目左腕・高橋遥人投手(23)が7回4安打2失点と好投。自身5試合ぶりの白星はつかめなかったが、宿敵を相手に胸を張れる投球だった。

 その投げっぷりに、誰も文句はないだろう。先発・高橋遥がチーム打率リーグトップ(・262)の巨人相手に7回4安打2失点。援護なく敗戦投手となったが、胸を張れる投球だった。

 「ここ何試合か試合を壊していたので、良かったところは試合を作れたところです。でも、最初に点を取ってもらったのに一発で逆転されるとチームの士気が下がる。気を付けないといけない」

 初回は亀井、丸から空振り三振を奪うなど3者凡退の立ち上がり。2、3回は先頭打者に安打を許したが無失点に封じた。1点優勢の4回1死一塁から4番岡本に直球を右中間席に運ばれ逆転されたが、これが最初で最後の失点。5、6回は安打すら許さなかった。

 「前回、前々回よりストレートは良くなかった」と振り返ったように、序盤は左打者側への抜け球が目立った。しかし、回を追うごとに復調。岡本に一発を浴びる直前、丸から奪ったこの試合2つ目の空振り三振は、明らかなワンバウンドのツーシームを振らせた。速球がベストの状態ではなくても変化球を駆使。傷口を最小限に留めることができたのは、そのためだ。

 「下げる内容の投球じゃないし。勝たせてやりたいっていうのも、もちろんある。その姿を見て打者がどう奮起するかというのもある」

 好投はベンチの心も動かした。1点劣勢で迎えた7回先頭。セオリーなら代打が考えられる場面で、矢野監督はあえて高橋遥を打席に送った。

 若き左腕は意気に感じ、その裏を3者凡退に封じた。「7回まで投げさせてもらったのはすごくうれしい。素直にうれしいです」。宿敵相手に一歩も引かなかった113球。指揮官からは「前回よりさらに、向かっていくという気持ちがよく出ていたと思う」と賛辞を送られた。

 7月26日の巨人戦は今季初めて坂本とバッテリーを組み6回途中2失点。7回5失点だった前回9日の広島戦は原口との今季初コンビだった。いずれも勝てなかったが、収穫はあった。「原口さん、坂本さんと組ませてもらって自分の良い点、悪い点に気付かせてもらったので。キャッチャーの皆さんのおかげで今日、試合をつくることができました」。登板5試合、勝ち星から遠ざかるが防御率は2・96。今宵のような投球を続けていれば、3勝目はおのずと転がり込んでくる。(巻木 周平)

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