「がばい旋風」再来ならず…佐賀北・久保監督「本当に諦めずにここまでやってきてくれた」

[ 2019年8月6日 16:21 ]

第101回全国高校野球選手権大会 1回戦   佐賀北2―7神村学園 ( 2019年8月6日    甲子園 )

<第1日第2試合 神村学園・佐賀北>初戦敗退にガックリの佐賀北ナイン(右は久保監督)  (撮影・奥 調)
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 「がばい旋風」の再来はならなかった。ミスが響き、佐賀北が2―7で初戦敗退を喫した。

 先発のエース・川崎大輝投手(3年)は苦しい立ち上がりだった。初回の先頭に中前打を許すと、2番・田本の投手への送りバントを二塁に送球するも、間一髪間に合わずに犠打野選。その後2失策も絡んで3点を失った。

 それでも久保貴大監督(30)から、「安打は1本しか打たれてないぞ。この調子でいけ」と声をかけられると、以降は粘りの投球。9回を投げて計7失点を喫するも、自責点は2点だった。

 5回には宮崎翔大内野手(3年)の犠飛で1点を返し、6回には江藤謙伸外野手(2年)の適時二塁打で一時は3点差まで詰めよった。しかし7回には無死一塁から江藤が右前打を後逸してしまい、2点を献上。ナインで犯した計3失策が、そのまま得点に結びつく結果となってしまった。

 久保監督は12年前に全国制覇を果たし、「がばい旋風」と呼ばれた当時のエース。「守備で攻撃に流れを持って来れなかった。堅実に守れるようにならないと」と課題を話した。それでも最後まで諦めずに食らいついたナインへ「初めて監督して甲子園に立って、思い切ってプレーしてほしいと思っていた。本当に諦めずにここまでやってきてくれてありがたく思っています」と言葉を贈った。

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