【神奈川】県新記録5発24点!東海大相模圧倒V、76年の原辰徳擁した“最強伝説”超え

[ 2019年7月29日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権 神奈川大会決勝   東海大相模24―1日大藤沢 ( 2019年7月28日    横浜 )

<日大藤沢・東海大相模>甲子園出場を決め、駆け出す東海大相模ナイン(撮影・島崎忠彦)
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 あの最強伝説がよみがえる。四十数年の時を越えて。ハマの夏風に乗って打球が次々に伸びていく。東海大相模(神奈川)のブルーの縦じまユニホームが躍動し、歓喜の輪をつくる。中心には、猛打の2年生がいた。

 「3年生を甲子園に連れて行こうとやってきた。それが達成できてうれしい」。そう声をそろえるのは1番・鵜沼、4番・山村、7番・西川だ。試合を決定づけた4回。鵜沼が右中間2ラン、山村が右越え3ラン、西川は左越え2ランで1イニング3発だ。鵜沼と西川が2戦連発なら、山村は6回にも2打席連発の右越えソロ。3人で4発だけでなく、計12安打12打点と全得点の半分を叩き出した。

 恐るべき2年生“猛爆トリオ”だ。その下地は冬の振り込みでつくられた。1日1000スイング。「日本一になるための練習」と位置づけ、数え切れないほど振った。西川は1年生で4番を打った昨夏、試合を重ねるごとに疲労からスイングが鈍り、準決勝敗退。体重は6キロも落ち「夏の決勝でもバットを振り切れるように練習してきた」と言う。今年は6月も同じ振り込みを実施。それぞれスイングスピードが15~20キロ近くアップし3人合わせて通算102発だ。

 決勝の24得点は、76年(東海大相模19―0向上)を超える神奈川大会新記録。1試合5発は大会タイ記録だ。76年は1年生から主力の原辰徳(現巨人監督)、津末英明(元巨人)、村中秀人(現東海大甲府監督)が3年生で最強チームと呼ばれた。その偉大な先輩の記録を破った。その1年前の75年決勝で破ったのが、この日と同じ日大藤沢。長い時を越え、新たな歴史をつくってみせた。当時のことは3人とも知らない。でも、ユーチューブで映像を見た西川は「同じ右打者として、原さんのようになりたいと思った」と言った。

 令和最初の神奈川代表。門馬敬治監督は言う。「時代は変わっても相模は原貢野球。それを貫くことに変わりはない」。名将・原貢氏が率いた76年の記録を2年生パワーで打ち破り、4年ぶりの日本一へ突き進む。(秋村 誠人)

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