巨人、満弾2発で連敗脱出!ゲレ来日初&炭谷13年ぶり 原監督1000勝王手「東海大相模にあやかった」

[ 2019年7月29日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人16-4阪神 ( 2019年7月28日    東京D )

6回2死満塁、炭谷は左越えに満塁本塁打を放つ(撮影・坂田 高浩)
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 巨人が28日、阪神戦で満塁アーチ2発を打ち上げた。初回にアレックス・ゲレーロ外野手(32)が中堅左に来日初のグランドスラム。6回には炭谷銀仁朗捕手(32)が左中間に、新人だった06年以来13年ぶり2本目を運んだ。1試合で打者2人による満塁弾は球団初で、今季6度目の2桁16得点で連敗を4で止めた。2位・DeNAとのゲーム差を再び4・5に広げ、原辰徳監督(61)の通算1000勝に王手をかけた。

 泰然自若と歩き、原監督は球場入りした。前日は3度の満塁機で得点が奪えず4連敗を喫したが「勝っても負けても、いい朝はやってくるね」。ベンチには「神いずった国だから」と、盛り塩をした。

 「一つの勝利を取ることがどれだけ大変なのか、私を含めチーム全体が分かった。教訓でしょう」。2本の満塁弾などで16点を奪い、連敗脱出。母校も24点で甲子園を決め「今日は東海大相模にあやかった。我が軍も(24点には)負けはしたけど」と笑った。

 初回の満塁機。前日の重い空気を吹き飛ばすようにゲレーロが中堅左に、中日時代を含めて来日3年目で初の9号満塁弾。初回の7点先制は、実に15年ぶりだった。11―3の6回には、左中間 に炭谷が5号満塁アーチ。球団の1試合2満塁弾は、06年に二岡が1試合2発して以来2度目だが、2打者で達成するのは史上初だった。

 試合前練習では、風を全身に浴びながら歌う「T・M・Revolution」の楽曲が流れた。球団スタッフの「風を変えたい」という願いが込められた。炭谷は06年のプロ1号以来、通算2本目の満塁弾だった。3回には4号2ラン。13年前と同じ1試合2発で自身最多タイの6打点。お立ち台で「出来すぎ。事故しないように気をつけて帰ります」と沸かせた。

 炭谷も験担ぎをしていた。昨日は坂本勇にバットを借りて安打したが、自身のバットに戻すと一打サヨナラの場面で右翼手・高山の好捕に阻まれた。坂本勇の「何で僕のバットで行かないんですか?」と恨み節を受け、再びバットを替えていた。29本塁打のセ・リーグキングにあやかる2発。「チームの勢いに乗せてもらった感じ」と感謝した。

 6日に長男が誕生。「親が野球選手と分かるまで現役を続けたい」と新たな目標ができた。同日はナイターだったが、原監督から試合前に立ち会いを勧められ分娩(ぶんべん)室で見守った。「足踏みせずに一気に決めたい」と恩返しとなる、指揮官の通算999勝に貢献した。

 30日から、前回敵地3連戦で3連敗した広島と戦う。原監督は通算1000勝に「頭の中に全くない。ジャイアンツの1勝が一番いい」と見据えた。(神田 佑)

 《1軍昇格3試合目で》○…ゲレーロが1軍昇格3試合目で結果を残した。初回1死満塁でバックスクリーン左に9号のグランドスラム。5月26日の広島戦以来、約2カ月ぶりの一発に「(感触は)ベリーグッド。打った瞬間、入ったと分かった。ショートスイングでいいコンタクトをすることを心掛けた」。中日時代を含め、来日初の満塁弾。本塁に還ると走者の坂本勇、亀井、岡本がヘルメットを脱ぎ、最敬礼で迎えられた。

 《2人ではチーム初》○…巨人は初回にゲレーロ、6回に炭谷が満塁本塁打。チーム1試合2満塁本塁打は4月13日中日(対阪神戦)以来27度目のプロ野球タイ記録。巨人では06年4月30日中日戦で二岡が4、5回にマークしたのに次ぎ13年ぶり2度目。2人が放ったのは球団史上初めてだ。ゲレーロは来日通算本塁打が59本目で初の満塁弾。炭谷は西武時代の06年3月29日ソフトバンク戦以来13年ぶり2本目。満塁本塁打のブランクとしては13年松井稼(楽)と並ぶ最長ブランクになった。

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