広島・床田が復肩 6回2失点で2カ月ぶり6勝目「やっぱり勝つっていいな…」

[ 2019年7月28日 05:30 ]

セ・リーグ   広島3-2ヤクルト ( 2019年7月27日    神宮 )

カープファンの声援に手を振って応える床田(撮影・村上 大輔)
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 広島は27日のヤクルト戦に3―2で競り勝ち、怒とうの8連勝で7月3日以来の貯金2とした。床田寛樹投手(24)が6回を5安打2失点の粘投。2カ月ぶりの6勝目を挙げると、打線も1番・西川の球団記録に並ぶ月間3本の先頭打者弾など、効果的な一発攻勢で援護した。首位・巨人とのゲーム差はみるみる縮まり、5となった。

 久々に味わう美酒は格別だった。5月24日の巨人戦で5勝目を挙げて以来、7試合に渡って遠ざかっていた白星。3度も権利を手にしながら逃した6勝目をようやくつかみ、床田は感慨に浸った。

 「考えないようにしていたけど、やっぱり勝つっていいな…と思います。野手の方に助けられたし、中継ぎ陣に抑えてもらって勝てた。うれしいです」

 2点の援護を受けた初回に2安打2四球と犠飛で1失点。球数は32球に上り、暗雲漂う立ち上がりだったが、以降は直球を見せ球にしてスライダー、ツーシーム、カーブなどの変化球をうまく操り、粘りの投球でリードを許さなかった。

 「初回は、際どい所を狙って自分の首を絞めた。2回からは(ストライク)ゾーンで勝負しようと思った」

 初出場を果たした今夏の球宴。今後につながる収穫を得た。「すごい人たちと間近で接することができ、勉強になりました」。とりわけ、阪神・藤川にレクチャーされた状態が落ちた時の対処法は、胸に刺さったという。

 真っすぐの威力が落ちた時、ブルペンでは変化球を封印し、直球しか投げない――。

 「そうすると(球威は)戻る…と聞いた。直球が行かない時は、思い切ってやってみるのもありかな。参考にしたいと思います」

 メジャーにも挑戦した、経験豊富な右腕からの金言。床田には得がたい財産だった。

 前日26日は大瀬良に51日ぶりの、この日は床田に64日ぶりの白星が付いた。勝利は本人の気持ちを変えるだけに、緒方監督も「昨日の大地に続き、床田にも勝ちが付いて本当によかった。10近く勝ってもおかしくない内容の投球を続けていたからね」と喜んだ。

 「久しぶりに勝てたので次も勝ちたい。しっかり試合をつくれば勝てると思います!」

 被打率・312の左打者対策が急務でも、V争いを勝ち上がるために左腕の力は欠かせない。大きな1勝。メジャー帰りの右腕から得た財産を胸に、24歳は佳境での快投を誓った。(江尾 卓也)

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