【兵庫】神戸国際大付、7回コールドで決勝進出 松浦主将が豪快21号

[ 2019年7月28日 13:17 ]

第101回全国高校野球選手権 兵庫大会準決勝   神戸国際大付7―0育英(7回コールド) ( 2019年7月28日    ほっともっとフィールド神戸 )

 金属音と飛距離が、相手の戦意にもダメージを与えた。神戸国際大付は松本凌人(3年)の適時三塁打で1点を先行した直後の2死三塁。1番に入る松浦隆己主将(3年)は、いつもと同じスタンスで打席に向かった。「走者を還すことだけを考える」。心に決めたコンパクトなスイングは時に望外な結果をもたらす。日曜日のスタンドが奏でるどよめき、歓声とともに打球は左翼へ。伸びる――。何と両翼99・1メートルを誇る球場の中段まで白球は運ばれた。

 「あんなに飛んだのは初めてかも」

 高校通算21本目は距離だけの大きさを示すわけではない。試合展開でも絶大な効果があった。百戦錬磨の青木尚龍監督、そしてマウンドに立つ松本が「あの2点が大きかった」と振り返った特大2ラン。守りでリズムをつくり、集中打で加点する神戸国際大付のリズムをここから取り戻した。

 7回コールド勝ちで手に入れた決勝の舞台。自分たちの成長を証明するために、必要な白星だった。1年前の県大会準決勝。優勝した報徳学園と終盤まで競り合いを演じながら、最後はエラーで甲子園への道を断たれた。屈辱からの再出発。新チームから主将に指名された松浦は、積極的にイレブンとコミュニケーションを取った。基本精神は「褒めて伸ばす」――。できる限りポジティブな言葉でリーダーシップを発揮する一方で、気の抜けたプレーなどには容赦なく叱責を浴びせた。

 「昨夏の経験は絶対に忘れてはいけない。今年のチームのテーマは“ぶっちぎって勝つ”。最後まで、それを忘れずにしたい」

 県大会6連投とタフネスな松本に加え、背番号1を任される鍵翔太(3年)も、万全な状態でベンチに控えている。2年ぶりの聖地へ。頼れる主将がファイナルの舞台でも先陣を切る。

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