【神奈川】日大藤沢 23年ぶり決勝 武冨“マサ魂”で桐光撃破

[ 2019年7月28日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権神奈川大会準決勝   日大藤沢7―5桐光学園 ( 2019年7月27日    横浜 )

4回1死一塁、桐光学園・唐橋を二直併殺に打ち取り笑顔の日大藤沢・武冨(撮影・島崎忠彦)
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 生き生きとした笑みがこぼれた。ひたむきに、そして力強く。日大藤沢の背番号1・武冨がマウンドで仁王立ちだ。最後は本塁憤死のゲームセットで、96年以来23年ぶりの決勝の舞台を手繰り寄せた。

 「力では(桐光学園に)普通にやっても勝てない。今日は楽しんで笑顔でできた」
 執念の136球。厚い壁だった桐
光学園に、11安打を浴びながら5失点で投げ切った。「逃げちゃ駄目だ」と自分に言い聞かせた左腕に、昨夏の姿はなかった。1年前の夏は藤沢翔陵に初戦敗退。「VTRを見たら顔が死んでいた」。だから生き生きと投げた。

 光ったのは“宝刀”ツーシームだ。山本秀明監督の実兄で、元中日のレジェンドOB・山本昌氏=写真=が指導に来たとき伝授され、この日解禁した。大先輩の代名詞「スクリューボール」をアレンジした新球。「手首を立てれば落ちる」と教わり「この球を投げれば(東海大)相模に通用するよ」と言われたという。
 「昌さんに教わって自信がついた。決勝は全員で勝ちたい」。山本昌氏も応援に来る予定の決勝。武冨は全力で楽しむつもりだ。 (秋村 誠人)

 <桐光学園>U15日本代表の2年生左腕・安達は「自分のせいで負けて(3年生に)申し訳ない」と涙を浮かべて話した。疲労から球が高めに浮いて5回2失点で一度は降板。7回途中でマウンドに戻ったが、日大藤沢の勢いを止められずに再び2失点。それでも4番打者として3安打を放って「今日の負けを無駄にしたくはない。来年は甲子園へ行く」。OBの楽天・松井も背負った背番号1に、新たに誓いを立てていた。

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