広島ジョンソン1安打完封 価値ある今季ナイター初勝利「しっかりした球を投げられた」

[ 2019年7月25日 05:30 ]

セ・リーグ   広島2―0中日 ( 2019年7月24日    マツダ )

1安打完封で勝利し石原(右)と握手するジョンソン (撮影・奥 調)
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 広島のクリス・ジョンソン投手(34)が24日の中日戦で、16年5月24日の巨人戦以来、4度目の完封勝利で今季7勝目を挙げた。チームは5連勝で借金を1に減らした。

 ジョンソンが1安打完封にたどり着くまでには、乗り越えなければならない難所があった。無失点で迎えた6回。先頭の代打・三ツ俣の三塁への平凡なゴロを安部が失策。続く平田のゴロも安部が連続で失策を犯した。ここで集中力を切らすのが悪癖。しかし「バントで1つはアウトを取れるな…と考えていた」と周囲の心配など、どこ吹く風だった。犠打で1死二、三塁とされたが、大島を外角直球で見逃し三振、ビシエドを右飛に抑えると、近寄ってきた安部を優しく迎えた。

 「1球1球投げようと思った。三振とポップフライと最高の結果で、しっかりとした球を投げられた」

 許した安打は3回2死からの平田の右前打のみで、四球は初回の大島への1つと圧巻投球だった。

 ジョンソンについて回った“謎”も解決された。今季、デーゲーム9試合で6勝1敗の一方で、ナイターは試合前まで7試合で0勝5敗。しかし、当の本人は「本当? 長かったね。偶然、勝ち星がついていなかっただけ」と、負のデータにすら気付いていなかった。屋外のデーゲーム開催のない夏場に入っているだけに「ナイター初勝利」の価値はある。

 「シーズンの序盤は苦しかった」と振り返るように、今季は4月終了時点で1勝3敗、防御率7・20と不調だった。そこから、チームトップの7勝までばん回。緒方監督が「これ以上の投球はないでしょう」と称えれば、佐々岡投手コーチは「エラーのあとがいつもの課題だったけど、しっかり落ち着いてやってくれた」と胸をなで下ろした。

 チームは5連勝で、自力優勝の可能性の消滅どころか上昇気流に乗った。助っ人左腕は、お立ち台で「とにかく1位に返り咲く」と宣言した。この連勝街道が、逆襲を諦めていない何よりの証である。(河合 洋介)

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