阪神・北條、意地の一発 2戦ぶり先発で“反発力”「流れ変える気持ちで」

[ 2019年7月25日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神1―3DeNA ( 2019年7月24日    甲子園 )

5回1死、北條は左越えにソロ本塁打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 チームにとって、そして、何より、自分自身にとっても「巻き返し」を意味する放物線だった。阪神・北條が意地を見せたのは、2点を追いかける5回だった。

 「(自軍の得点が)0点だったので。流れも良くなかったので、変えたいなという気持ちで何とか出塁しようと思っていた」

 1死からDeNA先発・浜口の投じた138キロの直球を捉えた打球は大きな弧を描いて左翼席へ着弾した。今季2号ソロは、3ボール1ストライクから「真っすぐ狙いで」とミスなく振り抜いた会心の一発。打線が浜口の前にあと1本が出ず、もどかしい展開の中で、若虎の“どうにかしたい”思いが最高の結果につながった。

 背番号「1」の躍動に「2」も燃えないわけにいかなかった。前夜23日は3カ月ぶりに遊撃で先発出場した鳥谷が好守にマルチ安打で存在感を示した。開幕から木浪と争っていたポジションに長年レギュラーを張り続けた38歳が再び顔をのぞかせた形。加えて、この日は新助っ人のソラーテが遊撃で実戦デビューを果たし、あらたな競争相手も出現した。2試合ぶりに先発し“反発力”を見せた24歳に、矢野監督も「競争でやってる中でみんなが結果を出して行ってくれるっていうのは理想」と歓迎した。

 ベンチを温める日が多くても、準備だけは怠らない。遠征先への移動の際、タクシーの中でも「対左投手」のスタメンを想定し、過去の対戦映像でイメージを膨らませる。スマートフォンを握ってスイングする動作を繰り返し「昨年はこうやったな」と試行錯誤。来たるべきチャンスをモノにするべく、目をぎらつかせている。

 「自分が出た時に自分のプレーをしっかりして、出た時に勝てるように。勝つために何をしたらいいか考えてやりたい」。一番欲しかったのは、勝利、仲間とのハイタッチだ。勝ちに、出番に飢える北條が「逆襲の夏」を駆け抜ける。(遠藤 礼)

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