【和歌山】プロ注目の右腕・谷脇好救援で4強 那賀、悲願の甲子園へ「あと2勝」

[ 2019年7月25日 16:11 ]

第101回全国高校野球選手権和歌山大会 準々決勝   那賀12―4桐蔭 ( 2019年7月25日    紀三井寺 )

<桐蔭・那賀>力投する那賀・谷脇
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 プロも注目する那賀の速球派右腕、谷脇弘起(3年)が2回途中から3番手で登板、6回を内野安打1本に抑え、毎回の8三振を奪う快投で準決勝進出に導いた。

 「リリーフはあまり経験がありませんが、ストレートも走り、スライダーも切れていました。春の大会はリリーフした僕のせいで負けていますから、今日は良かった」

 春季和歌山大会、同じ準々決勝で日高中津相手に敗れた悔しさを晴らす好救援だった。

 出番は2回無死二塁。先発の千野太雅(3年)、2番手の大東陽登(3年)が制球難から崩れていた。主将の雑賀崇斗(3年)によると「チームのゲームプランとして“今日は谷脇以外が先発する。4点までは取られるから、5点以上取って勝とう”ということだった」。その4点目を失ったところでの登板だった。

 このピンチを右飛と三振併殺(三盗刺殺)で切り抜け、その後も全く寄せ付けなかった。エースの登板で「リズムが良くなった」(雑賀)と、打線も活発になり、4回に同点。5、6、7回と集中打を浴びせて、12―4と7回コールド勝ちを決めた。

 なお、5回に雑賀の放った右翼フェンスへのライナーを、審判員が一度はさく越えの「本塁打」と判定。後に審判団協議のうえ、「フェンス直撃」「三塁打」と訂正した。試合は約21分間中断した。主将として説明を聞いた雑賀は「一度、二塁塁審の方が手を回していました。でも判定ですから仕方ありません」と話した。

 那賀のベスト4は準優勝だった2012年以来7年ぶり。この時は決勝で智弁和歌山に延長14回、2―4で惜敗している。春夏を通じ初の甲子園出場へ、谷脇の目も輝いた。

 「甲子園。出たいです。疲労もほんとにありませんし、もっと自分の投球を磨いて、準決勝、決勝に臨みたい」

 前日24日は午後8時半に床に就き、起きたのは朝6時半。10時間睡眠は「夢の見ずに、ぐっすり眠れた」と疲労回復に役だっているようだ。

 この日は直球が高めに浮くことが多かったのが反省点だと言い、修正方法も心得ている。「自分で勝手に名づけたんですが“ライナー・キャッチボール”と言います。40メートルくらいの距離を低い球筋で投げるんです。これでフォームやコントロールを直して、次に臨みたい」

 準決勝の組み合わせは26日に行われる。那賀にとって初めての、悲願の甲子園へ、谷脇が快投を誓った。(内田 雅也)

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