【福井】敦賀気比、2年連続の甲子園切符!「北陸のドクターK」攻略

[ 2019年7月25日 11:55 ]

第101回全国高校野球選手権福井大会 決勝   敦賀気比3―0丹生 ( 2019年7月25日    福井県営球場 )

<福井大会決勝 丹生・敦賀気比>優勝を決め、喜びを爆発させる敦賀気比ナイン(撮影・坂田 高浩)
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 グレーの縦縞がマウンド付近で波打つ。大会屈指の好投手を攻略し、福井の夏を制したのは敦賀気比だ。2年連続の夢舞台。全身に喜びが駆け抜けた。

 「今年のチームは甲子園で勝つことを目標にやってきた。ホントに選手が苦しい選手に耐えて、よくやってくれました」

 東哲平監督の声が少し上ずった。MAX147キロを誇る左腕・玉村昇悟(3年)を擁する丹生との決勝戦。少ない好機を確実に生かした。3回1死から笠島尚樹(2年)が四球を選び、大島正樹(1年)がバント安打で一塁に生きる。続く中川宙(3年)の打球は二遊間へ。併殺を焦った相手二塁手がボールをはじき、満塁とチャンスを広げた。3番・杉田翔太郎(3年)は初回1死二塁の場面で、変化球をひっかけ二ゴロに凡退している。2球目は138キロのストレートが甘く入った。逆らわずにとらえた一撃は左中間を破り、「北陸のドクターK」から貴重な2点をもぎ取った。さらに二、三塁から4番・木下元秀(3年)が右犠飛。2年生エースの笠島には、何より心強い3点のリードが生まれた。

 試合が動いても、背番号1は冷静沈着にアウトの山を築いていく。連打を許さず、勝負どころでは右打者の外角低めに絶妙な一球が決まる。5安打完封。大事な大事な決勝戦の舞台で、大きな自信を得た。

 2016年の選抜王者も、昨夏は1回戦で木更津総合に大敗。全国の壁に苦しんでいる。ドラフト候補の木下、勝負強い杉田を中軸に据える打線、そして笠島―御簗(おやな)龍己の2年生バッテリーと投打のバランスは悪くない。次は深紅の大旗を――。グレーのユニホームは少し雲がかかった福井の青空に誓った。

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