【岐阜】岐阜各務野、7回コールドで大勝 「驚走撃破」で打線に勢い

[ 2019年7月23日 14:48 ]

第101回全国高校野球選手権岐阜大会 3回戦   岐阜各務野 11―3 岐阜総合学園(7回コールド) ( 2019年7月23日    KYBスタジアム )

<岐阜各務野・岐阜総合学園>5回、岐阜各務野の山田は左中間へこの日2本目のホームランを放つ
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 岐阜各務野(かかみの)が14安打の猛攻でシード校の岐阜総合学園を破った。山田伊吹捕手(3年)が2本の本塁打を含む5打数5安打6打点で打線を引っ張った。

 1回表、1番の山田が2球目を引っ張ると、白球は高々と舞い上がり左中間席で弾んだ。

 「手応えはあったが、入るかどうかわからなかったので必死に走ろうと」

 スタンドの声援で入ったのがわかったという先頭打者本塁打は高校通算14号で、うれしい公式戦初アーチ。だが、これは猛打ショーの序章に過ぎなかった。

 3回と4回は左方向への適時三塁打。5回は初回の再現VTRを見るかのような左中間への3ラン。7回の第5打席も左翼線二塁打を放った。5安打はすべて長打で、サイクル安打を軽々と上回った。

 江崎大輔監督は、ベンチで「おまえは本当に山田伊吹なのか? 誰か違う人じゃないのか?」と冗談を飛ばしたというが、勝因には意外な理由を挙げた。

 「ランナーが積極的にスタートを切ったので。走ったからこそ、打つことにつながったんだと思います」

 2014年の春季大会でチームは初めて3位に。当時の選手たちは、同年夏の甲子園を席巻した健大高崎(群馬)が掲げる「機動破壊」のようなスローガンが欲しいと「驚走撃破(きょうそうげきは)」という言葉を生み出した。

 練習や姿勢を学ぶには、“本家”を知らなくてはならない。江崎監督が見学に出向いて教えを請い、現在では練習試合をするなど交流を深めている。今年4月には星稜(石川)との練習試合に勝利。高校日本代表候補の合宿で奥川恭伸投手や山瀬慎之助捕手らが不在だったとはいえ、選手は大きな自信をつけた。

 この日のチーム盗塁数は3だったが、すべて2球以内に決めた。山田の三塁打も通常なら二塁で止まってもおかしくない打球で、相手野手の中継を見ながらの判断が光った。

 「チームが『驚走撃破』と言っておいて走らなかったら、何をしているのかとなってしまうので」

 好走塁にも当然と言わんばかりに胸を張る。「最後の夏ということをプレッシャーに感じず、楽しもうとやっている」と山田。快進撃で他校をまだまだ驚かせてみせる。

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