清宮、小学生と触れ合い「一生忘れられない思い出」DeNA3連戦で先発復帰も

[ 2019年6月18日 05:30 ]

札幌市内の小学校訪問で、子供たちとキャッチボールをする清宮(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムは17日、若手7選手が4校に分かれて札幌市内の小学校を訪問。高卒2年目で初めて同イベントに参加した清宮幸太郎内野手(20)は、手稲山口小で約770人の児童と交流した。疲労を考慮され最近4試合はスタメンを外れているが、18日からのDeNA3連戦(横浜)のどこかで先発に復帰する可能性もある。

 純粋な目、屈託のない笑顔、そして心の底からのエール。清宮は全身が感動に包まれるのを感じた。2年目で初の小学校訪問。「むちゃくちゃ楽しかった。一生、忘れられない思い出になりました」と笑顔で振り返った。

 体育館で行われた交流会。終始、約770人の児童の熱気に圧倒された。質問コーナーやキャッチボールを終えると応援団が指揮を執り、児童が「フレー、フレー、清宮!フレー、フレー、平沼!頑張れ、頑張れ、ファイターズ!」と声を限りにエール。清宮は「鳥肌が立ちました。準備してくれてたんだ、とか(故障で不参加となった)平沼さんの分も応援してくれたり、あらゆることがうれしかった」と感謝し、「久しぶりの感情。学校っていいな」と話した。

 高校通算111本塁打をマークし、1年目の昨季は7本塁打。今季は開幕前の3月に右手有鉤(ゆうこう)骨を骨折して出遅れたが、20歳の誕生日の前日の5月24日から1軍に復帰した。疲労を考慮されて最近4試合はスタメンを外れたものの、16日の巨人戦では代打で4試合ぶりに出場。初対戦の菅野の前に空振り三振も「感覚は悪くない」と前を向く。今日からのDeNA3連戦のどこかで先発に復帰する可能性もある。横浜スタジアムは中学時代に何度かプロ野球観戦に足を運んだ球場で「雰囲気がいい球場なので楽しみ」と目を輝かせる。

 清宮は最後のあいさつで「自分も小学生の頃は夢を持っていた。みんなにもあると思う。夢に向かって突き進んでください」と優しく語りかけた。自身は野球か、父・克幸氏がプレーしたラグビーでプロ選手になることが夢だった。メジャー挑戦の大志も抱く若武者は、近い将来の夢を問われ「日本一です」と力強く語った。

 イベント終了後、報道陣に「子供たちのために打ちたい気持ちになったか?」と問われた清宮は「はい。そうならなかったらおかしいです」と即答し「最近、打ててないけど、打てればいいです」と今季2号にも意欲。誰にも描けない大きな放物線で、全国の子供たちに夢を届ける。 (山田 忠範)

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