広島 輝星に初白星献上、長野2安打1打点奮闘も実らず

[ 2019年6月13日 05:30 ]

交流戦   広島1―2日本ハム ( 2019年6月12日    札幌D )

<日・広>2回2死一塁、吉田輝(手前)から左翼へ適時二塁打を放つ長野(撮影・吉田 剛)
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 広島は12日の日本ハム戦に1―2で敗れた。野間に代わって1番で起用された長野久義外野手(34)が2安打1打点と気を吐いたものの、打線全体に元気がなくプロ初先発の吉田輝に初星を献上。8回を2失点で完投した大瀬良に不運な3敗目が付いた。乗り切れない赤ヘル。交流戦は3カード連続で負け越しとなった。

 ベンチ待機が増えていても、一線級の技術はさび付いていなかった。初先発のルーキー・吉田輝にプロの厳しさを教えた2安打1打点。巨人に在籍した昨年7月26日のヤクルト戦以来、広島移籍後初の1番起用にベテラン・長野が応えた。

 「(打順は)どこでも関係なくやるだけなんで。2安打? それはたまたまです」

 初回から魅せた。先頭で2ボールからの142キロ外角低め直球を右前へ。2回2死一塁では唯一の得点を叩き出した。フルカウントからの140キロ外角直球を振り抜くと、快音を発した打球は左中間を真っ二つに割り、同点二塁打となった。

 「落ち着き方とか、ルーキーじゃない感じがした。セットポジションでも、長く持ったり早く投げたり…」

 高卒1年目の右腕を34歳は称える。そのバットがお膳立てした初回1死満塁が攻略する絶好機だった。だが、見逃せばボール球の外角高め直球に5番・西川が空振り三振。プロ初のDHで先発した磯村もボール球の外角低めカーブを打たされ、三ゴロに倒れた。

 「スピンの効いたいい球を投げていた。ただ、初回に点が入っていたら展開が変わっていたと思うけどね」。高ヘッドコーチは勝負事に“たられば”が禁句なのを承知の上で、2四球が絡み制球が不安定だった立ち上がりの逸機を悔しがる。

 チームが初登板の高卒ルーキーに敗れるのは05年6月15日、日本ハム・ダルビッシュ(現カブス)以来、14年ぶりの屈辱。西川は「久々にあんなにストレートがいい投手を見た」とし、磯村も「いい直球を投げると感じていた」と脱帽した。

 交流戦は3カード負け越し。8試合を消化したが、DHに安打が無いのは広島だけだ。「平常心で(打席に)入れていない。打つことに集中して力んでしまう」と東出打撃コーチ。18歳にねじ伏せられた事実にどう向き合うか。リーグ戦さながらの逆襲が見たい。(江尾 卓也)

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