【東尾修 視点】西武 辻監督の英断が生んだ継投完封

[ 2019年6月12日 08:15 ]

交流戦   西武4ー0巨人 ( 2019年6月11日    メットライフD )

<西・巨>4回無失点に抑えた西武先発の佐野(撮影・久冨木 修)
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 西武投手陣には申し訳ないが、まさかこんな試合になると思わなかった。今井の発熱で緊急先発の佐野から4投手の完封リレー。辻監督の勇気ある決断と巨人打線の淡泊さが生んだ結果だろう。

 まずは初回だ。いくら「中継ぎのつもりで」と言っても本心はそうはいかない。ところが、巨人は早打ちに出て左飛、右飛、一ゴロとわずか6球で3者凡退。佐野にとっては流れに乗るきっかけになった。2回には内角スライダーがいいところへ決まって岡本、陽岱鋼を空振り三振。4回まで1安打無失点と完璧に抑えたことで継投が難しくなった。

 投手出身の監督なら「勝利投手の権利」も考え、続投だったかもしれない。ただ、辻監督はスパッとマーティンに交代。勇気ある継投で流れを切らさなかった。この継投で巨人打線を完封。こんな試合、めったにあることではない。この勝利を今後の上昇のきっかけにしてほしい。(スポニチ本紙評論家)

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