交流戦“難しい”のは投手よりも打者だが…やはりパ・リーグが優位?

[ 2019年6月11日 09:00 ]

9日の中日戦でプロ通算1000安打を放った楽天・銀次(撮影・椎名 航)
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 毎年恒例の交流戦だが、投手よりも打者の方が普段は対戦しない相手との難しさを感じているようだ。10日時点でパ・リーグ首位タイの楽天の平石監督は「交流戦ならではの難しさはありますよ」とした上で「打者の方が嫌ですよ。その投手に対して打席に立てる数が少ないわけですから」と話す。

 その試合の先発投手と対戦するのはシーズン中に一度きり。3打席か多くても4打席しかない。中継ぎ投手も最大で3試合連続で対戦する可能性はあるが、あっても1試合で1打席のみ。9日の中日戦で通算1000安打を達成した楽天・銀次は「積極的に打ちにいかないと。ボールを見ながら探っていると、試合が終わってしまうので」と証言する。

 交流戦では、同一リーグのチームとの対戦よりも「早打ち」になるケースは多い。その一方で、簡単に打ち取られると攻撃が淡泊になって相手投手をリズムに乗せてしまうリスクも背負う。だからこそ、交流戦では球種やコースに狙いを絞る割り切りが求められる。

 あるパ・リーグの中堅野手は言う。「セ・リーグの配球ってありますね。このカウントになったらほぼ変化球だなという傾向はデータとして出ている」。別の主力選手は「セ・リーグにはパワー系の投手が少ないので、カウントによっては変化球に狙いを絞りやすい」と明かす。かたや、セ・リーグのあるスコアラーは「パの6球団は球が速い投手が多いので、力勝負で負けてしまうケースも少なくない」と証言した。

 今季はここまで2カードを消化し、パ・リーグ20勝、セ・リーグ15勝。首位はソフトバンク(5勝1敗)で、最下位は中日(1勝5敗)だ。勝ち星でリードしているパ・リーグだが、ビジターではDHを使えず投手が打席に入ることで投手交代のタイミングが難しいといったハンデもある。残り4カード。交流戦の成績はシーズンの行方を左右するだけに、この先の戦いからも目が離せない。(記者コラム・重光晋太郎)
 

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