唯一の公立・高知工科大 地元の支援に支えられて全国舞台へ「想像を超えて頑張った」

[ 2019年6月11日 19:52 ]

第68回全日本大学野球選手権大会 1回戦   高知工科大2―3大体大 ( 2019年6月11日    神宮球場 )

<大体大・高知工科大>サヨナラ負けで敗退した高知工科大ナイン(撮影・小海途 良幹)
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 出場校中、唯一の公立校の挑戦は幕を閉じた。高知工科大(四国地区大学野球連盟)は延長10回、タイブレークの末にサヨナラ負け。福田直史監督(50)は「どこまで通用するかと思っていたが、想像を超えて頑張ってくれました」と選手を称えた。

 困難を乗り越えて、全国の舞台にたどり着いた。地方の公立校とあって、遠征費など費用面は永遠の課題。代表決定後は資金を捻出するため、部員が寄付を募るための「奉加帳」を手に、支援者や関係者のもとを回った。高知で一般的な風習、さらに地元の温かさのおかげでこの日までに1000名超、数百万円の寄付が集まった。「一体いくらかかるのかと不安になった時もありましたが、皆様のおかげです。感謝の気持ちしかありません」と監督。多くの人の思いを胸に、選手達は精一杯、躍動した。

 春季リーグ戦で8試合の登板で7勝、防御率1・15を記録した大黒柱の尾崎修志投手(4年=徳島北)は先発し、9回までを2安打2失点(自責0)と好投。130キロ前後の直球を手元で動かして打たせて取る投球を貫いたが、タイブレークの末に力尽きた。「あー終わったな、と思った。野球は春で終わり。もうちょっと(球速が)速かったら考えますけど、無理だな…と。もう十分。好投を今後の人生につなげたい」とさわやかに笑った。

 指揮官は「みんな相当、悔しい思いをしたはず。また来年も連れてきてくれると思います」と笑う。経験を糧に一回り大きくなって大学野球の聖地に戻ってくる。

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