近大工学部1年生の杉本涼、大会800号に驚き「なんの800号ですか?」

[ 2019年6月11日 16:10 ]

全日本大学野球選手権大会第2日 1回戦   東農大北海道オホーツク6―5近大工学部 ( 2019年6月11日    神宮 )

<近畿大工学部・東農大北海道>9回2死、左越えにソロ本塁打を放つ近畿大工学部・杉本(撮影・吉田 剛)
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 2点を追う9回、近大工学部の攻撃は2死走者なし。1番・杉本涼(1年=開星)は「つなごう」と思ってやや外角のボールを叩いた。打球は逆方向の左翼へ伸び、見事スタンドで弾んでいた。

 1点差に迫り、その後同点に追いつく殊勲の一打。タイブレークの末、白星はならなかったが、今季春に打率・432をマークした期待のルーキーは全国の舞台でも光った。

 試合後、インタビュールームに呼ばれ800号を知らされると「えっ?800号ですか?今知りました」とびっくり。そして「なんの800号ですか?」と逆取材。大会通算を知らされ「そうですか、記念の一発ということですね」とやっと納得した。

 出身は広島で高校は島根の開星に。高校の先輩・糸原(阪神)を目標にしいる19歳。ポジションも同じ遊撃で「開星は根性だけは負けませんという教えですから」と笑った。

 「全国のレベルを知れたし、神宮でプレーすることもできた。ホームランも打てたので、これを励みにさらにレベルアップしたい」と目を輝かせていた。

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2019年6月11日のニュース