輝星 12日広島戦デビューに“援軍”、秋田犬パペット人形50体

[ 2019年6月11日 05:30 ]

金足農時代に秋田犬のぬいぐるみとポーズをとる吉田輝
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 日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18=金足農)が12日、札幌ドームで行われる広島戦でデビューする。相手は3連覇中のセ・リーグ王者だが、最速152キロを誇る直球で、真っ向勝負を宣言。故郷・秋田から観戦に訪れる両親の前で初勝利をプレゼントすることを誓った。また、金足農・中泉一豊監督(46)がプロでの第一歩を踏み出す右腕へ、エールを送った。

 相手は強ければ強いほど燃える。前評判が高くなかった昨夏甲子園でも金足農のエースとして強豪を破り準優勝を勝ちとった。デビュー戦も王者が相手。投げ合うのはセ・リーグトップの6勝を挙げる大瀬良だ。

 「格上の投手だけど、負けるのは嫌。気持ちは(直球で)ねじ伏せるイメージでマウンドに上がりたい。強気を崩さずにしっかり投げられればいい」

 負けず嫌いの闘志に早くも火が付いている。9日の甲子園でブルペンで50球を投げた。経験ない札幌ドームを借りて調整するプランもあったが、この日は静養に充てイメージを膨らました。デビュー戦には援軍も駆けつける。秋田犬保存会に所属する北海道道央支部の会員50人が観戦予定だ。平昌五輪フィギュアスケート女子金メダリストのザギトワに贈った秋田犬「マサル」にひっかけ「輝星に勝るものなし」(同支部関係者)と、秋田犬のパペット人形50体も持ち込んでスタンドからパワーを送るという。

 当日は平日ナイターだが、登板決定からこの日までに、前売り券の売り上げは6500枚も伸びたという。今季開幕戦を除く札幌ドーム開催の平日ナイターは平均1万8206人。球団も約3万人の観衆を想定している。

 同じく平日ナイターに初登板したダルビッシュ(現カブス)は2万4375人だった。ダル超えも濃厚な状況に、吉田輝は「たくさん見に来てもらった方が気合も入る」と頼もしい。4日のイースタン・リーグ巨人戦では3回6失点と打ち込まれたが、栗山監督は「最後まで直球にこだわっている姿にいけると思った」と真っ向勝負を期待した。

 16日は父の日。デビュー戦で初勝利を挙げられれば、大学進学から一転、プロ行きに賛成してくれた父・正樹さんへ最高の恩返しとなる。「できれば一番いいですね」。1月12日生まれの18歳。球界史上初となる21世紀生まれの白星を懸け、大物新人がベールを脱ぐ。(東尾 洋樹)

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