阪神マルテ5戦連続安打 初の3番起用応えた「いい感じで打席に立てている」

[ 2019年6月2日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2―7広島 ( 2019年6月1日    マツダ )

6回1死一、二塁、マルテは左前に適時打を放つ (撮影・奥 調)
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 阪神・ジェフリー・マルテ内野手(27)が1日の広島戦で初めて3番に座り、適時打を含む2安打で気を吐いた。福留が戦列を離れ、糸井も休養で欠場した一戦で初の中軸起用に応えたる奮闘だった。広島には攻守で圧倒されて6連敗。5ゲーム差へ離された中、5戦連続安打で上り調子の助っ人への期待が高まる。

 打線をけん引してきた両ベテランの名前が先発オーダーから消えた。今季54試合目で初めて、昨年10月13日の中日戦以来の緊急事態に燃えたのがマルテだった。初の3番起用に応える2安打1打点の活躍で、完敗の中での光となった。

 「自分としてはいい感じで打席に立てていると思うし、ポジティブな結果が出ている。ただこういう試合になってしまったし、勝たないと意味がない」

 陽気なドミニカンでも首位に連敗とあっては表情が曇った。それでも、打率2割前後を行き来していた5月前半とは明らかに状態が違うことを見せつける一戦になった。

 4月下旬の初昇格後は6番で3試合、7番で20試合。3番どころか、クリーンアップを任されるのも来日初めて。まずは初回2死からジョンソンの高め直球を力強く引っ張り、左翼線二塁打。早々と5試合連続安打へ伸ばした。0―2の6回1死一、二塁では左前適時打。主軸らしい働きで、反撃の1点を奪った。

 8回は四球を選び、3打数2安打1打点3出塁。打率・259まで引き上げた。試合前練習中では本拠地で愛用していた黄色縁の黒いレンズに白字で「必勝」と書かれたサングラスを敵地で初着用。ナインの笑いを誘い、ムードメーカーとしての役割も果たした。

 福留の復帰は最短でも11日のソフトバンク戦。蓄積疲労が心配される糸井の状態も不透明だ。そんな時こそ“助っ人”と呼ばれる力で猛虎を助けてほしい。「もちろんそう思うけど、一球一球、1イニング1イニング、みんな全力でやっている。それを続けることが大事」。矢野監督の評価もぐんぐん上昇している。「なんか雰囲気が凄いね。見送り方とか。凄くいい感じになってきているなというように見えた」。福留不在の正念場でマルテが打線の核になりそうだ。(山添 晴治)

○…登録外の福留に加え、糸井も先発を外れて出番がなかった。17年の糸井の阪神移籍以降、先発オーダーに2人がいないのは昨季最終戦だった10月13日の中日戦以来16度目で、9勝7敗。

○…今季はナイターの勝率・621(18勝11敗2分け)に対してデーゲームは勝率・435(10勝13敗)。特にナイター翌日のデーゲームは勝率・222(2勝7敗)で4連敗中。その大部分を占める土曜日のゲームは勝率・200(2勝8敗)曜日別唯一の負け越しと苦しんでいる。

○…5月2日からの広島戦6連敗は昨年5~7月の6連敗に並ぶもの。同カードの最多連敗は88年開幕からの10連敗。近年では16年5~7月に9連敗を喫している。

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