中日・伊藤康、初の3安打 清宮世代の19歳が起爆剤

[ 2019年5月26日 05:30 ]

セ・リーグ   中日10―3ヤクルト ( 2019年5月25日    神宮 )

3回無死、伊藤康が二塁打を放つ(撮影・村上 大輔)
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 緊急事態を19歳の若武者が救った。中日の伊藤康が10日の阪神戦以来の先発でプロ初の3安打を放ち4得点。16安打10得点した打線の起爆剤となり4カードぶりの勝ち越しと4位浮上に貢献した。

 「久しぶりのスタメンで打てなくてもしょうがないと開き直りました。3安打はたまたまです」

 1―1の3回、先頭でプロ初の長打となる左中間二塁打し大島の右前適時打で生還。7回も先頭で三塁強襲の内野安打で好機を演出し8回は2死二塁から遊撃内野安打で5得点の呼び水となった。

 福田が24日の試合中に右手首を痛め、試合前に名古屋に戻って精密検査を受けることが決定。「2番左翼」の代役に「テレビゲーム感覚です」と抑えきれない高揚感をバットにぶつけた。17年ドラフト5位で入団。中京大中京時代は早実・清宮(現日本ハム)らとともにU―18高校日本代表の一員として世界と戦った。

 平田に続き福田と主力の故障が続く中での新戦力の台頭に、与田監督も「期待に応えてくれた。1年間戦うとケガは出る。皆がカバーすればチーム力は高まってくる」と満足顔だった。(徳原 麗奈)

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2019年5月26日のニュース