BC富山・二岡監督の新たな挑戦 楽しい瞬間は「やっぱり勝ったとき」

[ 2019年5月10日 10:00 ]

シートノック中に選手の動きを見守る富山・二岡監督
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 シートノックが始まると、二塁ベース後方から選手たちの動きをチェック。試合になれば一塁ベースコーチを務めながら、攻撃のサインを出す。今季からBCリーグ・富山の指揮を執る、元巨人打撃コーチの二岡智宏監督が北陸の地で、新たな挑戦に臨んでいる。「素直な選手が多いし、悪くなったときに言葉をかけるようにしている。監督をやっていて楽しいと思う瞬間は、やっぱり勝ったときかな」と話す。

 富山は5月9日現在、10勝5敗でBCリーグ西地区の首位に立っている。「やるからには勝ちたいと思っているからね」と、NPBを目指す若い選手と一緒に汗を流している。オーダーだけではなく相手チームの戦力分析など考えることは多く「体重は5キロ減った」と笑う。

 一塁ベースコーチに立つ理由は「三塁コーチよりも走者にアドバイスを送るケースが多いから」だという。たとえば、二ゴロの際に一塁走者が二塁ベースに向かう走路付近打球が飛んできたときは、二塁手にタッチをされて併殺にならないようにする。一塁手へのライナーが飛んできたときに、戻れる距離でリードを取る、など。起こりうるプレーへの準備を徹底させている。

 6日の石川戦で4番に座り、3安打を放った牧田は「昨日の試合後に監督から“肩を振るな”とアドバイスをもらって、そこだけを意識した。タイミングが合っているのにファウルになるのは、肩が振れているからだと教えてもらった」と感謝する。全力でやった結果のミスに対しては怒らないが、気を抜いたプレーは許さない。ある試合で、一打同点のチャンスで打席に入った選手が笑顔でプレーを続け、最後の打者になった。試合後のミーティングで「これから勝負するというときに、ヘラヘラして打席に入るなんて考えられない」と指摘した。

 普段は和やかな雰囲気づくりを意識しているが、ときには厳しく。本気でNPBに入る姿勢を植え付けるためでもある。「すぐにNPBに行っても面白いという選手はいる」と二岡監督。今秋のドラフト会議で富山からNPB入りする選手は出てくるか、注目したい。(記者コラム・川島 毅洋)

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