福井商・米丸監督 準決勝進出も「課題が多い」

[ 2019年4月30日 17:36 ]

北信越地区高等学校野球福井県大会 準々決勝   福井商6―1藤島 ( 2019年4月30日    敦賀市総合運動公園 )

 福井商が準決勝進出を決めた。先発の江藤千貴投手が初回、いきなり連打を浴び1点を失ったが、その裏すぐ同点に。5回に菱川恭平内野手の左前適時打で勝ち越すと、7回にも菱川が中前へ2点適時打を放つなど3点を奪って試合を決めた。先発の江藤は4回に3者連続三振を奪うなど、5四球を与えながら7回3安打1失点とまずまずの投球だった。

 それでも、試合後の米丸友樹監督の表情はさえなかった。「課題が多い。一人一人が徹底して練習するとか、考えて練習しないと、このままじゃダメ」。立ち上がりに苦しんだ先発の江藤や、5回先頭打者の三ゴロで失策を犯した玉村大季内野手に奮起を促した。

 福井商は夏の大会で84年から03年まで20年連続の福井大会決勝進出という県記録を持ち、昭和の終わりから平成の前半にかけて他を圧倒。近年は2013年を最後に甲子園出場が途絶えているが、5月1日から始まる令和では、古豪の復活が期待される。

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2019年4月30日のニュース