【田淵幸一 視点】巨人・山口“脱力投法”で制球力も威力も増した

[ 2019年4月23日 09:17 ]

セ・リーグ   巨人9―0ヤクルト ( 2019年4月23日    神宮 )

初回2死、巨人先発・山口が山田哲と対戦する  (撮影・大塚 徹)                                                                                                                                                  
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 巨人・山口の好投のキーワードは「脱力」だろう。テークバックから腕に力が入り、四球で自滅していたこれまでのイメージとは一変。力を抜いたフォームは制球の安定を呼び、かつ直球も140キロ台後半と力強い。脱力をテーマにしている菅野の投球を間近に見て、コツのようなものをつかんだのではないか。

 打者でいえば、力を抜いて本塁打を打つのは非常に難しい。インパクトの瞬間に、いかに100%の力をボールに伝えるか。投手ならばそれはリリースの瞬間。山口もゆったりとしたフォームから、リリースは「ピュッ」と切るような感じだ。6回2死二塁で青木を空振り三振に斬った膝元の直球など、ボールに力があるからこそ変化球も生きた。

 これで巨人は今季13勝のうち12勝が先発投手の白星。後は守護神クックが離脱したリリーフ陣をいかに整備するか。僅少差の展開になった時の原監督の起用法にも注目したい。

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