阪神・矢野監督、甲子園初勝利「忘れられない1勝になりそう」

[ 2019年4月10日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神12―8DeNA ( 2019年4月9日    甲子園 )

8回、敵失で生還したナインを出迎え、ガッツポーズをする矢野監督(右から2人目)(撮影・坂田 高浩)
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 まさに勝利への執念だった。8回に6点を奪って大逆転に成功。4点リードで迎えた直後の9回だ。勝利を確信した観客席はお祭り騒ぎ。しかし、一塁ベンチの矢野監督は最後まで手綱を締めた。

 「(ドリスを起用は)もちろん、もちろん。ドリスも投げたい気持ちを持ってくれていたと思うしね」

 用兵に迷いはなかった。乱打戦の結末は、ゲームセットの瞬間まで何が起こるかわからない。それだけに、セーブが付かない状況でも、最終回のマウンドは守護神を送り出した。3年目の昨季は初めて最下位を経験。勝利に飢えた助っ人右腕も当然のように腕を回して出番を待っていた。

 「負けている試合だったけど、自分も出番に備えてしっかり準備していた。自分のチームの勝利に協力できたのが良かった」

 ベンチの期待通り躍動した。先頭打者のソトは内角への148キロで中飛に抑えると、続くロペスも内角への147キロで左飛。強打者2人を仕留めると最後は筒香に対して、さらにギアを上げた。カウント2ボール2ストライクからの5球目。低めの変化球に脅威の4番のバットは大きく空を切った。圧巻の力投で勝利を決めた。

 「忘れられない1勝になりそうです。諦めないでやってくれた。(現役時代でも)記憶に、記憶にない(戦い)というか…。今は頭が回ってない」

 連勝が決まった直後に指揮官はようやく肩の荷を降ろした。自身も経験にない劇的勝利。待望の甲子園1勝は記憶に残る勝利となった。「あーしんどかった」。激闘を制した矢野阪神が満員の大観衆を喜ばせた。(山本 浩之)

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