新井貴浩氏 ギータ&上林VS光成に衝撃!投打高め合うパの「土壌」感じた

[ 2019年4月2日 10:00 ]

3月31日、西武戦の6回1死一塁、高橋光から左中間に2ランを放つソフトバンク・柳田(撮影・岡田 丈靖)
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 【新井さんが行く!!シーズン編】今春キャンプ中に好評連載した「新井さんが行く!!」は「シーズン編」へ突入。スポニチ本紙評論家の新井貴浩氏(42)が現役引退後初めて迎えたプロ野球開幕への思いをつづった。毎月第1火曜日に掲載する。

 野球ファンの皆さんにとっては待ちに待ったプロ野球の開幕。おめでとうございます。

 引退してから初めての開幕を楽しみにしていた。この「楽しみ」の心境が自分のことなのに新鮮で面白い。ファンの皆さんに近い目線かな。

 今回の開幕3連戦で訪れたのはマツダスタジアムとヤフオクドーム。どちらの球場も満員の観衆で埋まり、純粋にうれしかった。どうしても自分がいた球団や応援している球団に目が行きがちだけど、やっぱり12球団あってこそのプロ野球だ。そう思えるのは、労組の選手会長を4年間やらせてもらったからかもしれない。だから、いろんな試合を見たいと思っていた。

 初めて生で見たパ・リーグの対戦は楽しかった。結果はソフトバンクが西武に3連勝でも紙一重の好勝負。どの投手も球が強く、どの打者もスイングが速い。第3戦では柳田、上林が高橋光の速球を本塁打。見応えのある力勝負で、「投手が打者を育て、打者が投手を育てる」土壌を感じた。昨年まで6年連続でパ・リーグ球団が日本一。要因の一つなのかな。

 昨年まで開幕前夜はなかなか寝付けず、ネガティブなことばかりが頭に浮かんだ。何年やっても、何本打っていても、最初の安打が出るまで「今年は一本も打てないかも…」と不安だった。

 思い出の開幕戦を挙げるなら、4年目の2002年だ。昔の広島市民球場で迎えた横浜戦。同点の8回に三浦大輔さんから代打で決勝打を打てた。翌日から先発を任されて、初めて規定打席に到達する一年になった。

 2011年の開幕では、いろんなことを考えさせられた。東日本大震災が起きて、選手会長の立場からセ・パ同時開幕を訴えた。予定から約2週間遅れでの開幕。「野球をやっていいのか」と悩みながら「でも、野球をやることでしかできない」と思いを強くしたことを忘れない。

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