阪神・大山、侍でも平常心「自分のできることをやるだけ」

[ 2019年3月8日 05:30 ]

練習を終え笑顔の大山(撮影・大森 寛明)
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 8日から侍ジャパンに合流するためチームを一時離脱する阪神・大山悠輔内野手(24)が7日、「日の丸」を背負っても「普段着」でプレーする方針を示した。

 「頑張ります。それだけです。(やることを)変える必要はないと思っています。しっかり自分のできることを、やるだけです」

 猛虎の4番筆頭候補は力強く前だけを見据えた。タテジマを着ても、日の丸を背負っても、やることは変わらない。ひとたび戦場に立てば結果を残すことに集中し、全力を出し尽くすのみだ。目下オープン戦4試合、15打数3安打、打率・200、1本塁打、2打点。まだ開幕前とはいえ、猛虎の4番を担うには少々、寂しい数字が並ぶ。侍ジャパンの2試合も貴重な調整の場と位置づけ、結果を追い求める構えだ。

 矢野監督からも背中を押された。指揮官は「日の丸」の価値、各球団の精鋭たちから受ける刺激について言及した上で、昨季33本塁打と大ブレークし、今回の侍ジャパンにも選出されている巨人・岡本を大山のライバルとして位置づけた。

 「現状やっぱり岡本の方が力的には上。でも、今年の成長の中で悠輔も岡本に勝つような活躍をすればいい。いい打者に近づいていると思うんだけど、そこをまた目標にできるような時間になるかもしれない。同じポジションで、そういうライバルがいるというのはすごく励みになる。俺は古田(敦也)さんをすごく目標にしてやっていた。悠輔は悠輔で感じ取ってくると思う。ライバルと思ってもらえるように、まずは頑張るしかないね」

 指揮官のエールに対し、大山も「岡本だけじゃない。各球団から試合に出る選手が集まるので、全員を見て、しっかりやっていきたい」と呼応した。開幕前の貴重な舞台。心身両面に磨きをかけるチャンスだ。(惟任 貴信)

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2019年3月8日のニュース