松坂、キャンプ完全離脱決定 西山球団代表「戻ることはない」

[ 2019年2月17日 05:30 ]

中日・松坂
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 ファンとの接触で右肩を痛めた中日の松坂大輔投手(38)が春季キャンプを完全離脱することが16日、正式決定した。西山和夫球団代表が「最終的にもう一度、チームドクターに診てもらうため、沖縄を離れます。戻ることはありません」と説明した。関東圏などの病院で検査を受けていた松坂はこの日、沖縄に戻り与田監督や球団幹部に結果を報告。話し合いの末、17日に名古屋へ戻ることになった。

 松坂は5日までの第1クール中にファンと接触した際に右腕を引かれ、その後、右肩の違和感を訴えた。12日に沖縄県内の病院で「右肩の炎症」と診断されたが、右肩は15年8月に手術した箇所で、セカンドオピニオンを求め13日に帰京。かかりつけの医師の検査や治療を受けていた。

 「『右肩の炎症』という所見と大きく変わりません。集中してやってもらった方が回復が早い。それが最善の方法。本人とも意見が合致した」と西山代表。名古屋でチームドクターの診察を経て、復帰への計画を立てる。

 同代表は「炎症が消えた時点でスローは再開できる。重症でないのは間違いない」と話したが、全治は未定で調整が大幅に遅れるため、3月29日のシーズン開幕での1軍入りは絶望的。回復次第では復帰が大幅に遅れることになる。(徳原 麗奈)

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2019年2月17日のニュース