ロッテ・井口監督 秋山さんに教わった自主トレの大切さ

[ 2019年2月9日 06:20 ]

97年、秋山(右)らと練習するダイエーのルーキー・井口(中央)
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 【平成キャンプ回想録(9)ダイエー・ドラ1井口資仁】練習メニューは驚くことは少なかったけど、大学時代と違ったのはプロでは18歳から30代の選手と幅広くいることでした。1年目、先輩の動きを見て「こうなりたい」と思える人がいました。秋山幸二さんです。

 ベテランの域なのにキャンプ初日から体が出来上がっていて、誰よりも動けている。その背中を見て、自主トレの大切さに気づかせていただきました。

 グラウンド以外で驚いたのは、宿舎の部屋のドアが半分しか開かなかったことですね。中には段ボール3箱分のサイン色紙が山積みにされていて、それが引っかかっていました(笑い)。そのままではスーツケースも開けることができなかったので、1000枚くらいあったんですが、最初の3日間くらいで書き上げましたよ。(ロッテ監督)

 ▽平成9年主なルーキー 今岡誠(阪神ドラフト1位)、黒田博樹(広島同2位)、松中信彦(ダイエー同2位)、岩村明憲(ヤクルト同2位)、小笠原道大(日本ハム同3位)

 ◆井口 資仁(いぐち・ただひと)1974年(昭49)12月4日生まれ、東京都出身の44歳。青学大からダイエー入りし、ホワイトソックスなど大リーグやロッテでもプレー。日米通算2408試合で2254安打、打率・270、295本塁打、1222打点。

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2019年2月9日のニュース