佑 12日チーム初対外試合先発、韓国NC戦「結果出すしかない」

[ 2019年2月9日 05:36 ]

ブルペンで投球フォームを確認する日本ハム・斎藤(撮影・会津 智海)
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 アリゾナ州での1軍春季キャンプに参加している日本ハム・斎藤佑樹投手(30)が、現地でチーム初の対外試合となる11日(日本時間12日)の韓国NC戦に先発することが7日(同8日)、分かった。昨季は2年ぶりに未勝利で、背水の覚悟で臨むプロ9年目。当面の目標とする開幕1軍に向け、まずは結果を出してアピールする。

 チーム初の対外試合の先発に抜てきされた意味は大きい。目標の開幕1軍に向け、全ての実戦で結果が求められる。この日もブルペン投球を行うなど精力的に汗を流した斎藤は、今年初となる実戦登板に向け意気込んだ。

 「とにかく自分の立場は結果を出し続けるしかないと思う。去年よりも仕上がりは早い。頑張りたいです」

 昨季は2年ぶりの未勝利に終わり、背水の覚悟で臨むプロ9年目。チームにとって最初の対外試合の先発に抜てきされることは、それだけ首脳陣の期待が大きいということだ。特に過去3年で1勝しか挙げていない斎藤は、実戦で結果を残し続けなければいけない立場。そのためにも万全の準備を行っていく。

 6日(日本時間7日)には早実の後輩である清宮とフリー打撃で対戦。19球を投じて柵越え1本を許したものの、安打性の打球を3本に抑えた。内角直球でバットをへし折る場面もあり「思い入れのある選手だし、(対戦を)楽しみにしていた。いいバッターに対して投げることができて、いい練習になったと思う」と笑顔で語っていた。

 栗山監督も「(斎藤)佑樹は覚悟して入ってきているのが分かる」と斎藤の覚悟の強さを感じ取っている。先発、中継ぎの経験が豊富であるだけに、今季から導入を検討している「オープナー」の候補にも入れている。

 今季の目標は3年ぶりのリーグ優勝と日本一に貢献すること。1軍で歓喜の瞬間を迎えるため、まずは韓国NC打線をねじ伏せる。(山田 忠範)

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2019年2月9日のニュース