西武ドラ1松本航、獅子おどし打線に挑む!紅白戦で「抑えられたら自信に」

[ 2019年1月20日 05:30 ]

投内連係に汗を流す松本航(手前)(撮影・西海健太郎)
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 獅子おどし打線に果たし状だ。西武のドラフト1位右腕・松本航(日体大)が19日、2月中旬に南郷キャンプで予定されている紅白戦での先輩打者との対戦を心待ちにした。

 「自分は真っすぐが取りえ。それが通用するかどうか。抑えられたら自信にもなる」

 昨季、10年ぶりとなるリーグ優勝の原動力となった強力打線。チーム打率・273、792得点は12球団トップを誇った。山川が47本塁打でキング。秋山は195安打で最多安打のタイトルを獲った。打点王の浅村こそ楽天に移籍したが、破壊力は今季も間違いなく健在だ。

 紅白戦に登板する新人投手にとっては最高に恐ろしく、そしてためになる練習台。そこで松本航は自慢の最速155キロの直球を投げ込む。「打たれるのも経験。プロの厳しさを知ると思う。自分のボールで対戦したら収穫はある」とイメージを深めた。

 日体大時代は直球を武器に、首都大学リーグで東海大・菅野(現巨人)以来、9人目となる通算30勝をマーク。歴代7位の343三振を奪った。桜美林大時代に松本航と対戦経験のあるドラフト3位・山野辺(三菱自動車岡崎)は、「衝撃的な球だった。直球が伸び上がってきて、びっくりした。ほとんど打てなかった」と振り返るほどだ。

 この日の新人合同自主トレでは2日連続のブルペン入り。捕手を立たせて直球20球を投じた。「7割くらいの力で、昨日より少し強め。キャンプ初日から投げられるように、投げられる時に投げていく」。高い壁に挑む日まで、ピッチを徐々に上げていく。 (武本 万里絵)

 《レオは直球好物》 昨季の西武打線は直球への強さが目立った。球種別打率は浅村・328を筆頭に源田・322、秋山・321、栗山・310と4人が3割以上。特に右投手に対しては源田・373、秋山・348と数字が上がり、中村も・339を記録した。山川の球種別本塁打21本はパ・リーグ最多だった。

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