阪神ドラ4斎藤 年男の誓い155キロ出す 条治先輩超える

[ 2019年1月4日 05:30 ]

斎藤は母校の山形中央高校で五輪メダリストの加藤条治の「条治を超えろ!!」の前で大きくジャンプし活躍を誓う(撮影・岩崎 哲也)
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 阪神のドラフト4位・斎藤友貴哉投手(23=Honda)が3日、最高気温1度の寒空のもと母校・山形中央高で始動し、「猪突(ちょとつ)猛進」の精神でプロ1年目に臨む心意気を明かした。

 「自分もイノシシ年なので、猪突(ちょとつ)猛進じゃないですけど、向かっていってどんどんプロの壁をぶち破っていきたい」

 約3時間にわたってキャッチボールやランニングなどでみっちり体を動かし、9日から始まる新人合同自主トレに向けて着々と準備。「アピールしないと上に上がっていけないと思うので、1月からそういう状態をつくっていきたい」と気合十分だった。

 今年のテーマには「1日でも早く1軍に上がること」、「精神的かつ技術面での成長」を掲げ、具体的な目標として50〜60試合登板を見据えた。特に技術面では球速を現在の最速153キロから「155キロぐらいまで努力して伸ばしたい」と数値を設定。下半身強化を期し、重点的に走り込みや体幹強化に励む日々を過ごしてきた。

 元日は家族で草津へ温泉旅行。初詣先の白根神社では「活躍して、けがなく1年過ごせますように」と祈りを込めた。1軍デビューの先には憧れの巨人・阿部との対戦も夢見る。「お立ち台とか打撃もすごかったので。自分の持ち味を出して攻めていって、そういう意味でも猪突猛進で突っ走っていきたいなと思う」。多くの希望を胸に、まずは開幕1軍を目指して突き進む。(長谷川 凡記)

 《条治を超えろ》斎藤は山形中央高の先輩でバンクーバー五輪・スピードスケート男子500メートル銅メダリストの加藤条治を「超える」活躍も期した。在学中から自転車置き場に設置されていた「条治を超えろ」の看板を懐かしげに見つめ、「条治さんは世界で活躍されている方なので自分も超えられるようになりたい」と決意新た。社会人ではゴムチューブを使ってスピードスケートのように足をクロスさせる動きをトレーニングに取り入れるなど影響を受け、「活躍をして名前を覚えてもらえるように」と誓った。

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2019年1月4日のニュース