ヤクルト戦力外の古野 無念の引退決断も妻・彩さん「生き方が誇り」

[ 2018年12月31日 01:04 ]

ヤクルトを戦力外になった古野(撮影・岩崎 哲也)
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 ヤクルトから戦力外通告を受けた古野正人投手(32)が30日放送のTBS系「プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達」(後11・00)に出演した。

 今年8月29日の阪神戦(甲子園)で3年ぶりの白星を挙げた古野だが、直後に球団の投手事情で2軍に降格。その後は1軍での登板はなく、オフに戦力杯通告を受けた。

 11月13日に福岡で行われた12球団合同トライアウトには、6歳年上の妻・彩さん(38)も帯同。彩さんの見守る前で古野は抜群の制球力を見せ、アピールに成功した。

 だが、プロ球団からのオファーはなし。トライアウトの2日後に社会人野球の名門・日立製作所からオファーがあったが、「プロ野球じゃないステージで、自分は本気になれないかもしれない」と現役引退を決意した。

 無念さをにじませる古野だったが、彩さんは「ちょっと休憩して次の道を頑張ろう。決めたことを100%応援する」と決断を支持。「自分を信じて貫く生き方が誇りだった。これだけ一つのことに努力できる人は何だってできるよ」と人生の岐路に立たされた夫の背中を押した。

 するとその後、阪神から打撃投手としての誘いが。思いもよらないオファーに古野は「ありがたい。野球に携われる仕事で、自分の磨いてきたものを仕事として使える」と喜び、彩さんに報告。彩さんから「これから長期戦と思っていたのに…おめでとう」と祝福されていた。

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2018年12月30日のニュース