高橋由伸氏、13連敗の時には「外に出られませんでした」監督復帰へも意欲「“このままじゃじゃな”と」

[ 2018年12月30日 22:55 ]

今季限りで巨人の監督を退任した高橋由伸氏
Photo By スポニチ

 高橋由伸巨人前監督(43)が30日、フジテレビ系「たまッチ!」(日曜後6・00)に出演。監督時や現役時の気になるエピソードを語った。

 由伸氏は3年間巨人軍の監督を務め、優勝することなく今年惜ユニホームを脱いだ。監督に復帰したい気持ちを問われると「ちょっとな。“このままじゃじゃな”とは思いますよね。さすがに」と、内に秘めた闘志を垣間見せた。

 MCの中居正広(46)からの「負けた日と勝った日で寝つきって変わります?」との質問には「全然違います」と即答。「勝っても、あっちだったかな、こっちだったかな」と自問自答することもあったという。そして17年に喫した悪夢の“球団ワースト13連敗”については「(13連敗中は)外に出られませんでしたからね」と、極度のプレッシャーにあったことを明かした。

 現役時代は不思議とタイトルとは無縁だった由伸氏。07年に本塁打王を争っていたが、今年引退した村田修一氏(38)に1本差で敗れた。ここで飛び出したのが当時同僚だった久保裕也投手(楽天)への恨み節。巨人―横浜の最終戦で村田氏から本塁打を打たれ、結局この1本が効いて本塁打王を逃しただけに「お前、ここで打たれちゃいかんだろ!」と素直な気持ちを吐露していた。

 当時、阿部慎之助から「由伸さん、凄い顔してたよ」とツッコまれたそうだが、その時を振り返り「この時(タイトル)獲れると思ってたから…(それだけ)獲りたかったんでしょうね。たぶんね」と、悔しさをにじませていた。

 また、13年の巨人―楽天の日本シリーズ第6戦を振り返ると「田中に黒星付けたの僕ですからね」と自慢げな表情。由伸氏は、シーズン24勝0敗の田中将大投手に、この年唯一の黒星を付ける決勝打を放っていた。結局、最終戦で前日負けた田中将大がマウンドに立って抑えるという、まさにドラマティックな結末を迎えることに。そのことを周りからツッコまれると「(僕が)ドラマ作っちゃった」と苦笑いしていた。

続きを表示

2018年12月30日のニュース