岩貞シートつくる 甲子園に招いて夢与えたい!熊本地震復興支援

[ 2018年12月28日 05:30 ]

子供たちの前で投球を見せる阪神・岩貞  (撮影・後藤 大輝)
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 阪神・岩貞祐太投手(27)が27日、熊本地震復興支援として同県内で「野球ボール贈呈式」と「義援金贈呈式」に参加し、新たに野球少年、少女を甲子園に招待する“岩貞シート”設置の夢を口にした。

 「シーズン中にタイガースの試合を見てもらいたいと思うし、球場に足を運んでくれるのは嬉しい。甲子園に子どもたちを呼べれば素敵だと思うので」

 昨季から1勝につき義援金10万円、1奪三振につき震災で甚大な被害を受けた益城町の少年野球チームに軟式球1ダースを寄贈してきた。微力ながら、傷を負った故郷に力を貸す中で、3つ目の支援プランが浮かんだ。

 きっかけは、今年7月に出場した熊本でのオールスター。「(地元の)子どもたちも見たと言ってくれて、見てくれているんだと思った」と、マウンドに上がる姿で勇気付けられることを実感した。 次は、甲子園へ招いて力投を見せることで、多くの子どもたちに夢を与えたい―。震災当初は壊滅状態だった交通網なども回復し、熊本から甲子園へ出向くことも困難ではなくなった。個人成績にどうリンクさせるかなど、具体的な内容は未定ながら、来季以降の実現を目指す。

 「(来年のキャリアハイは)当然。来年はイニングを規定投球回に乗っけていきたい」。唯一無二のモチベーションを胸に、岩貞が腕をしならせる。(遠藤 礼)

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2018年12月28日のニュース