14年センバツV平安主将4番、中大・河合 引退 在学し進路模索へ

[ 2018年12月28日 05:30 ]

競技引退し、新たな道を模索することを決めた中大の河合
Photo By スポニチ

 東都大学野球リーグ各校の4年生進路が出そろった。中大の河合泰聖内野手(22)は龍谷大平安3年時の14年に同校初のセンバツ優勝を果たした時の主将を務めた。大学進学後は厚い選手層や故障にも悩まされながらも「平安魂」を胸に4年間を駆け抜け、競技引退を決断。大学に在学しながら進路を模索する。

 栄光も挫折も全て味わった野球人生だった。河合は14年センバツを制した龍谷大平安の主将で4番。決勝では優勝を決定づける2ランも放つなど名門の58年ぶり甲子園制覇に貢献し歴史を塗り替えた。鳴り物入りで名門・中大に進学も「先輩には神里さん(現DeNA)とか凄い打者ばかり。僕は体が小さいし、天狗(てんぐ)になった鼻をへし折られた感じだった」と振り返る。

 試合で結果を残してもライバルがアーチを放てば居場所を脅かされる。「どこへ行っても平安で優勝した代と言われる。プレッシャーはあった」。3年春にレギュラーを奪取したが、4年春を最後に出場機会はなかった。野球を続けたかったが声はかからず、失意の中で龍谷大平安の原田英彦監督のもとへ行くと「野球が全てじゃない。社会に通用する人間になりなさい」と励まされた。高校時代にいつも言われていた言葉が身に染みた。

 引退を決め「寂しさはあるけれど、ほかの人より少し早く仕事をすると思えばいいかなと。人とかかわる仕事をしたい」。新たな道を求めて歩みを進める。 (松井 いつき)

 ◆河合 泰聖(かわい・たいせい)1996年(平8)10月10日生まれ、大阪府出身の22歳。小3から野球を始め、中学時代は葛城JFKボーイズで全国大会優勝。龍谷大平安では一塁のレギュラーで1年秋からベンチ入りし、春夏3度甲子園に出場。大学では通算41試合出場、打率.231、0本塁打。1メートル70、75キロ。左投げ左打ち。

続きを表示

「名将かく語りき〜歴史を彩った勝負師たち〜」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2018年12月28日のニュース