早大・小宮山悟次期監督 母校復権のヒントは「同級生」

[ 2018年12月24日 20:44 ]

<早大野球部練習納め>年内最後のミーティングを終えて握手を交わす小宮山次期監督(左)と加藤新主将(撮影・篠原岳夫)
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 東京六大学リーグの早大野球部が24日、西東京市東伏見の同大で年内の練習を打ち上げた。ロッテや大リーグ・メッツなどで投手として活躍したOBの小宮山悟氏(53)は、来年1月1日付で監督に就任するのを前にミーティングを行い、7季ぶり優勝へ復権を誓った。

 ミーティング後、取材に応じた小宮山氏は再建のヒントとして、自身の同級生の存在を挙げた。「学生時代、自分も練習してきたつもりだったけれど、もっとすごいやつがいたんです。でもその存在にすごく助けられた」という。「すごいやつ」とは熊谷西から進学した大沢明さん。のちに社会人野球にも進む投手だが、強烈な思い出が小宮山さんの脳裏に刻まれている。

 下級生の時、練習で打撃投手を務めていた大沢さんは、打撃ケージの外に投げてしまうほどの制球難に陥った。「励ます言葉もなかった」。しかし、大沢さんは諦めなかった。投げることもできず、ひたすら走っていた。「俺よりも全然練習していた。努力する姿を見て、しっかりやらなきゃと思った」と刺激を受けた小宮山氏も負けじと練習。やがて2人は同期の中でもダントツの存在となり、石井連蔵監督(当時)の目にとまった大沢さんは4年秋の法大戦で準完全試合を達成する。「大沢のように自分が何をしてるかわからないくらい、がむしゃらにやった人が最後には勝つ」ということを、小宮山氏は身をもって実感した。

 「大沢が怒ったところを見たことがない。人柄が素晴らしいんです。僕のアイドルだった」と懐かしむ。今も連絡を取り合い、小宮山氏の監督就任を「大喜びしてくれた」そうだ。どん底から無我夢中で頑張れば完封までできるモデルケースとして「いつか本人を呼んで、選手の前で話をしてもらいたいな」とプランを思い描いていた。

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