巨人・杉内コーチ「まさかと」サプライズ引退式　松中氏、城島氏、和田…ダイエーＶ戦士集結

“引退式”を終え笑顔を見せる（左から）城島氏、杉内コーチ、松中氏、和田（撮影・岡田　丈靖）
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　今季限りで現役を引退した巨人・杉内ファーム投手コーチが、サプライズの「引退式」に感激した。同い年のソフトバンク・和田とともに熊本市内での「Ｆｉｇｈｔ！　ＫＵＭＡＭＯＴＯ！　熊本地震復興野球教室」に参加し、野球少年に指導。子供たちからの質問コーナーの最中に、ダイエーのユニホーム姿で松中信彦氏、城島健司氏が登場した。

　何も聞かされていなかった杉内コーチは、驚きの表情。周囲にうながされ、自身もダイエーのユニホームに着替えてマウンドへ。打席に松中氏、和田が球審を務める中で、かつての恋女房・城島氏にこん身の１球を投げ込んだ。「サプライズで来てびっくり。まさかという感じです」と感激した様子だった。

　仕掛け人の和田も「最後の最後までスギ（杉内コーチ）のびっくりした顔が見られて良かった」とうれしそう。０９年のＷＢＣ以来に杉内コーチの球を受けたという城島氏は「いろいろなことを思い出しました。大投手になって捕手としてうれしい」。打席で豪快に空振りした松中氏は「第２の杉内を誕生させるようにしっかり指導して頑張ってほしい」とエールを送った。杉内コーチは「非常に楽しい時間だった」とかつての仲間に感謝していた。