名審判の祖父に憧れ「将来NPB審判員に」 19歳大学生、アンパイア・スクールで夢へ第一歩

[ 2018年12月17日 16:00 ]

NPBアンパイアスクールを受講した福井涼平くん
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 日本野球機構(NPB)は15〜17日までプロ野球審判員から直接指導を受けられる「アンパイア・スクール」をロッテ浦和球場で開催。選考をパスした65人が実際のプレーを通じ判定する実技、座学を3日間受講した。今年で6回目を迎える同スクールは、プロ野球審判員の採用を主目的としつつ、全国各地の審判員の技術向上を目的に開催してきた。

 「セーフ!」。福井涼平君(19=同大1年)の大声がこだました。「祖父がプロ野球審判員でしたから。将来NPBの審判員になって恩返しがしたい」と目を輝かせた。

 祖父・宏さん(80)は1962〜94年まで3359試合(歴代6位)をジャッジした名審判だ。同スクール講師役の友寄(ともよせ)正人審判長(61)も「山本(文男)さんと福井さんはセ審判を引っ張っていた関西の両巨頭。雲の上の存在でした」と証言した。

 涼平君は兵庫県苦楽園中―県立西宮高時代に硬式野球に没頭していたが、腰痛発症以降は審判として野球に携わりたいと方向転換。「講師の方々から、祖父の話を聞き、誇らしく思った」。ただ祖父の試合映像は見たことなく、審判員の道を志したことにも「そうなのか」と素っ気なかったという。

 一つ一つの判定が現役プレーヤーの「生殺与奪」に関わってくる厳しい世界。何年か後、涼平さんが希望を叶えた時、祖父がジャッジの大切さをじっくり説くことになるのだろう。

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