「母親はお茶当番」のしきたりも…少年野球の球審の夢を追う「笑われてもいい覚悟で」

[ 2018年12月17日 16:31 ]

NPBアンパイアスクールを受講した大塚美佐枝さん
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 日本野球機構(NPB)は15〜17日までプロ野球審判員から直接指導を受けられる「アンパイア・スクール」をロッテ浦和球場で開催した。同スクール受講者はプロ審判員希望だけではない。福岡県糸島市在住の大塚美佐枝さん(54)は所属する少年野球リーグでの「球審」を夢見て、技術向上のため受講した。「せっかく来たので、キチッとした技術を学びたい。笑われてもいい覚悟で参加しました」。

 長男が少年野球チームに所属した当時、美佐枝さんは審判を希望したが「母親はお茶当番」の“しきたり”に縛られた。「でも息子も成人したし、家族会議で“審判やりたい”と言ったら理解半分、あきらめ半分で…」。すでに塁審は経験済みだが、4月からの学童リーグ戦は同スクールの経験を糧に、元気よくコールしていく。「学童の選手と同じグラウンドに立ちたいんです」。野球好きの情熱は衰えていない。

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2018年12月17日のニュース