ヤクルト山中 600万円減の年俸2600万円「苦しい、悔しいシーズン」

[ 2018年12月12日 17:40 ]

来季契約を更改したヤクルト山中
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 ヤクルトの山中浩史投手(33)が12日、東京都港区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、600万円減となる来季年俸2600万円(推定)で更改した。

 今季はロングリリーフや谷間の先発などで11試合(5先発)に登板。2勝0敗1ホールド、防御率3・62の成績だった。CS争いが佳境を迎えていた8月30日と9月15日にはいずれも阪神戦に先発し、ともに6回以上を投げて勝利投手となった。

 「苦しい、悔しいシーズンになった。“まくる”という言葉があるならば、来年は“まくる”シーズンにしたい」と厳しい表情の山中。16年には先発ローテーションに定着し140回を投げたが、昨季は75回1/3、今季は37回1/3と2シーズン連続で登板イニング数を減らしてしまった。

 巻き返しへ、新たにメンタルトレーニングを導入する。知人に紹介された先生の元、月1回をメドにカウンセリングを受ける。「心技体というが、心がないと技術も体力も向上しない」とし、すでに前日に2時間の話し合いを持ったという。

 「今年の序盤のように中継ぎから、という起用になるかと思う。僕の中で先発という思いはあるが、チームが必要とするところで貢献していきたい」とベテランサブマリンは大車輪となるフル稼働を目指す。

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