阪神・福留、若手の壁になる「“はい、どうぞ”という気はサラサラない」

[ 2018年12月12日 05:30 ]

契約を更改し会見する福留(撮影・成瀬 徹)      
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 阪神の契約更改交渉が11日、兵庫県西宮市の球団事務所であり、福留孝介外野手(41)ら4選手が一発サインした。今季も主将としてチームをけん引した福留は、来季の目標に最下位からの「下克上V」を設定。個人としても若手の大きな壁となり続けることを宣言した。

 すっきりとした表情で会見に臨んだ福留は一つ一つの質問にハキハキと答えた。自身の契約は今季年俸1億5000万円(この日に金額を修正、推定)からの現状維持ですぐにサイン。42歳となる来季に向けて数字的な目標はもうない。望むはただ一つ。最下位からの下克上Vだった。

 「もちろんそうでしょうね。それはもちろん。(最下位だったから)じゃあ、来年2位でいいや、3位でいいやと思ってやっている選手というのは一人もいないと思う」

 中日時代に3度のリーグ優勝を経験している身として「若手に優勝を知ってほしい」と常々、口にしてきた。頂点に立ったからこそ見える景色があり、歓喜を味わったからこそそれを逃した時の悔しさも分かる。福留自身、優勝をきっかけに一回り大きくなった自覚があるからだ。前年の最下位チームが優勝したのは、プロ野球の歴史で過去7度。直近では15年のヤクルトの例があり、決して不可能な目標ではない。

 もちろん、自らがチームを引っ張っていく覚悟は変わらない。中日・岩瀬、広島・新井らが引退し、来年はセ・リーグ最年長選手となる可能性が高いが、まだまだ若虎の壁となる意気込みだ。

 「簡単に“はい、どうぞ”という気はサラサラないので。本当に“邪魔だよ”と言われるぐらいまで、壁ではいたいなとは思いますけど」

 若さの秘けつを聞かれ「何にもないです」と言い切る姿が逆に頼もしい。交渉役の谷本球団本部長も「“いつまで頼るねん”と思われるかもしれませんが、お願いしますと言いました」と全幅の信頼を置いた。今季も打率・280、14本塁打、打点はチームトップの72。主将の肩書きは外れても、来季も福留を中心に一丸となり、最下位からのVロードを歩みたい。(山添 晴治)

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