ソフトB工藤監督 来季は「奪」、走塁改革でリーグ優勝奪還へ

[ 2018年12月12日 05:30 ]

来年の漢字に「奪」を記した工藤監督
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 2年連続の日本一を成し遂げたソフトバンクのナインが10日(日本時間11日)、優勝旅行先の米ハワイ入り。工藤公康監督(55)は日本時間12日の漢字の日を前に、来季の漢字一文字を「奪」とした。今季は西武に6・5ゲーム差の2位からの下克上日本一だっただけに、改めてリーグ優勝奪還を誓った。

 優勝旅行先の常夏の島でも、浮かれることはなかった。日本時間の12日に制定される「漢字の日」を前に、工藤監督が来季の漢字一文字を色紙にしたためた。「奪」を選択した理由を熱く語った。

 「奪うと言うより、奪い返すイメージ。今年は日本一を達成できたが、リーグ優勝はできなかった。下克上ではなくて、うちは勝たないといけないチームだからね」

 2年連続日本一を成し遂げても、シーズン2位の悔しさは残った。優勝した西武に6・5ゲーム差をつけられ、苦杯をなめた。その悔しさが原動力になり、CSで西武に雪辱。広島との日本シリーズも4勝1敗1分で制した。球団史上初の下克上V。指揮官の胸の中には複雑な思いもあった。「本来ならここ(ハワイ)に来られていない。そこは自分の中で理解しているつもり」と、リーグ優勝を奪い返す構えだ。

 12月上旬のスポンサー感謝の集いでは孫正義オーナーがビデオメッセージで「一番じゃなきゃ嫌。性格的に2番は受け入れられない。来年は何が何でも、また日本一。しかもシーズンを通して文句のないチャンピオンに」というメッセージも届いた。チーム全員が同じ思いだ。

 ペナント奪回の鍵は「走塁改革」だ。今季は12球団トップの202本塁打をマークした打線だが、一方でリーグ5位の80盗塁と機動力を使えなかったことが課題として残った。工藤監督は「一つでも先の塁を奪う。みんながそういう意識になれば得点も増えるし、西武にも対抗できる」と語気を強めた。来春のキャンプでは現役時代に盗塁王を獲得した村松、本多両コーチの下、走塁練習にも力を入れる構え。リーグ優勝を奪い返すためにも、選手の意識を変えていく。

 ≪柳田が乾杯あいさつ≫ソフトバンク選手会長の柳田はウエルカムパーティーで乾杯のあいさつ。「皆さん、日本でもハワイでも変わらない。酒は飲んでものまれるな!」というかけ声で沸かせた。早朝に到着したハワイでは宿舎近くで買い物をしてリフレッシュ。「その辺の店で買いました」というアロハシャツを着て上機嫌だった。

 ≪加治屋らフラダンス≫ソフトバンクの加治屋ら5選手がウエルカムパーティーでフラダンスを披露した。「(ファンフェスタでは)何万人もいる前で(DA PUMPの)U.S.A.をやったので、今日は大丈夫だった」と笑顔。ルーキー・大竹は「絶対に(振りが)来ると思っていました。ミランダよりはうまかったと思います」と華麗な動きを見せていた。

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